第582回 ていねいに問題を解くことを優先する

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■ やらせる量も増え、さらに急がせているところもあり、というのが現在の中学受験の現状なのですが、これはやはり危険かなあという気がします。

■ どうしても急がせれば、ミスが増えるし、取れるはずの問題を落とす。

■ 得点というのは、着手率×正解率になりますが、着手率の方ばかりに目が行きやすい。しかし、本当に大事なのは正解率なのです。

■ 同じ70点でも、着手率100%×正解率70%の子と、着手率70%×正解率100%の子がいるとすれば、合格しやすいのは後者。 着手率は問題によってぶれるが、正解率はあまりぶれないものなのです。

■ 手をつけた問題は確実に正解する、という子は入試本番は間違いなく強い。だからそこを重点的に練習していくことの方が大事です。

■ 量やスピードよりも正確さを大事にして、練習を続けて欲しいと思います。


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