進学すると、他校の生徒と自分の力を比べる機会は一気に減ります。
自分の学校での成績が自分の力のバロメーターになる。これはある意味危険かなと思えるところがあるのです。
特に私立はカリキュラムが独自だから、数学に関して例えば微積だけどんどん進んだり、逆に平面ばっかりすることがある。で、当然、それが当たり前ではないのですが、そこに関心がいかない生徒は多いのです。
しかし、大学受験になると、これは全体の競争に戻るわけで、突然高校2年になって全体の偏差値に入れなおしてみると愕然としたりするわけです。
だから、一貫校進学後も折を見て、模擬試験や実力テストというものに参加してみると良いと思います。
そこで、成績データをよく見る。
「これは習っていない」ということもあるかもしれない。もし、そうであればどこかで勉強しなければいけない、という事実は記憶しておく必要があります。
(今すぐ勉強しなければいけないとは限りません。あとで学校でやることだってあるのだから。ただ、やっていないという事実は認識しておかないといけない。)
その意味では英語の力はすぐわかる。これは帰国のクラスでもない限り、初学者から始めるわけだから、自分がどのくらいの力があるのか、どのくらい勉強が進んでいるのかがわかります。
しかし、試験を受けるのは面倒だ。
なので、ついつい井の中の蛙になりがちです。
1年に2回か3回ぐらいは、こういう試験を受けにいってください。そして、冷静に自分を分析する。どういう勉強の指針を持つか考えることは大事です。
せっかく中高6年あるのだから、最初から勉強、勉強という必要はないが、しかし、自分を知らないと、あとであわてることになる。
知っておいて、どこからがんばるか考えるのは必要なことです。
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