第7回 高望みの子、現実的な親

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■ 高望みの子、現実的な親というパターンが中学受験では普通でしょうか。

■ 子どもは世間知らずだし、生きている経験も当然少ないですから、自分の夢が広がります。これが当たり前だし、それで良いと思うのです。まだ12歳。そんなに簡単に自分の夢をあきらめてもらっても困ります。

■ とはいえ、受験が近づいてくると、成績は出てくるし、偏差値もだいたい見えてくる。親は現実的になり、合格しそうな学校を選ぶ、ということになりますが、子どもは自分の夢をあきらめない。そこでいろいろ問題があったでしょう。

■ だから、第一志望は、子どもの夢を。第二志望以下は現実的な線で。という考え方をするのが一般的なのです。ただ、志望校は子どもをひっぱるエンジンでもあるので、これをあきらめさせると勉強に力が入らない。だからこういう流れが良いというお話をずっとしています。

■ ところがこの逆がある。現実的な子、高望みや親。

■ これは問題かなあと。でも、子どもは毎回の組み分けテストや模擬試験や、先生の説得や、ということで現実的になる可能性がなくもない。でも現実的になってもいいが、「どうせだめだから」とか「できないものはできない」と諦められても困るのです。
実際、早くから勝手に限界を決め付けてしまって勉強しなくなるのが一番いけない。

■ だから小学生は褒めて育てたいのです。最近はデータばかりで、子どもがすぐ凹んでしまう感じがします。だから褒めてあげる機会をなるべく多くしないと、中学受験はバランスがとれません。

■ 一方、高望みな親も、問題ですかね。やはり、子どもにとって負担が多い。反抗期が長引く原因にもなります。親は、常に子どもの応援者であってほしいし、冷静な観察者もあってほしい。

■ 親が受験をしているような気になっている、お父さん、お母さん。今一度冷静に。

■ 「子どもの受験です。

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