第46回 「まだまだ」と「なかなか」

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    昨日、漢字のテストと社会の知識テストの結果を見ていて、
    「まだまだ」とも思い、「なかなか」とも思いました。
    つまり、「まだまだ」覚えていない子もいれば「なかなか」できる子もいます。
    やはり1月だなあと思うのは、「まだまだ」と思った子は、すぐさま「覚えなおし」をやっていました。自分で「まずい」と思ったのでしょう。これはやはり覚えないといかん。そういう気持ちになれるのは、やはり試験前、ということだからだと思います。
    今の子どもたちは、おおむね「まだまだ」と「なかなか」が相半ばする状況で、分野によっては「まだまだ」があり、また「なかなか」と思えるところもたくさんあるのです。
    そして、どこまで行っても完成はありえない。これはどんな時期のどんな入試でも同じことです。高校入試でも大学入試でも完成はありえない。しかし、その力で勝負をする。
    そして入試を突破できれば、それがある意味完成でもあるのです。
    家でお父さん、お母さんが勉強を見ておられると、他の子どもたちの様子が見えない分、「まだまだ」に傾きやすい。
    だから不安になるし、心配の種が増える。
    しかし、結構子どもたちは「なかなか」の状態にあるのです。
    だから最後、「結構仕上がったねえ」
    とそう親も子も思える工夫をしてみてください。
    1年前の算数のノートを見比べたりすれば、その差がよくわかるでしょう。
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