熱に関する問題

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2014年晃華学園第2回の問題です。


ビーカーに細かくくだいた氷を入れて加熱すると、やがて氷はとけて水になりました。下のグラフは、ガスバーナーを使用して、一定の強さで加熱をした時間と温度との関係を表したものです。次の各問いに答えなさい。

問1 ビーカー内の水の温度が70℃になるのは、加熱を始めてから何分後か、答えなさい。

問2 グラフから読み取れることとして正しいものを、次の(ア)~(エ)の中から選び、記号で答えなさい。ただし、答えが複数ある場合は、すべて答えなさい。
(ア)氷の方が水よりもあたたまりやすい。
(イ)水の方が氷よりもあたたまりやすい。
(ウ)氷と水ではあたたまりやすさは同じである。
(エ)加熱をしても、温度が変わらないことがある。

問3 ある重さの氷の温度を1℃だけ上げるために必要な熱は、同じ重さの水の温度を1℃だけ上げるために必要な熱の何倍か、グラフから求めなさい。

問4 ある重さの0℃の氷をすべて0℃の水にするために必要な熱は、同じ重さの水の温度を1℃だけ上げるために必要な熱の何倍か、グラフから求めなさい。

問5 鉄の温度を1℃だけ変化させるために必要な熱は、同じ重さの水の温度を1℃だけ変化させるために必要な熱の$$\frac{1}{10}$$である。20℃の水100gの中に、80℃の鉄200gを入れ、しばらくすると水と鉄の温度が等しくなった。このときの温度は何℃か、答えなさい。

問6 10℃の水と、60℃の水を別々のビーカーに1Lずつ入れて、それぞれの重さをはかると、どのようになるか。次の(ア)~(ウ)の中から選び、記号で答えなさい。ただし、2つのビーカーの重さは同じである。
(ア)10℃の水の方が、60℃の水よりも軽い。
(イ)10℃の水の方が、60℃の水よりも重い。
(ウ)10℃の水と60℃の水は、同じ重さである。


【解説と解答】
問1
42-27=15分で、50℃上がっています。 70℃まではその70÷50=1.4倍になるので、15×1.4=21分
27+21=48分後になります。
(答え)48分後

問2
氷は3分で20℃ 水は3分に直すと10℃上がっています。したがって氷の方があたたまりやすくなります。
氷から水に完全になるまでは0℃のままですからエも正しくなります。
(答え)ア、エ

問3
問2から10÷20=0.5倍
(答え)0.5倍

問4 
3分から27分までの24分間あたためて氷が完全に水になりました。このとき、24分間あたためるとこの水は24÷3×10=80℃
になりますから、80倍になります。
(答え)80倍

問5
鉄は同じ熱で水の10倍あたたまることになるので、鉄200gは水20gと同じになります。
したがって持っている熱量は20×100+80×20=3600になるので、全体が120gの水と同じですから
3600÷(100+20)=30℃
(答え)30℃

問6
体積で比べているので、60℃の水の方が体積はぼうちょうしている分、重さは少なくなります。
したがって重さで比べると10℃の水の方が重くなります。

(答え)イ

「映像教材、これでわかる水溶液」(田中貴)

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