偏差値が高くても、子どもに合わないと意味がない

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縦軸が偏差値、横軸が受験日という表ですが、使い方には注意が必要です。

これは大人でもそうですが、上の学校ほど「良い」学校と思い込んでしまう傾向があるからです。

入学が難しいというのは、その通りでしょうが、しかし、それが子どもにとって良い学校であるとは限らない。

子どもに合わなければ、学校生活自体が楽しくないし、最後は登校拒否になることもある。

私学はあまり公表したがりませんが、私学にだって登校拒否をしている子はいるのです。

偏差値が高くて「子どもに悪い」学校があり、偏差値が低くて「子どもに良い」学校があるのです。

例えば非常に校地が広くて、なかなか子どもたちの管理が大変な分、生徒が伸び伸びと育っている学校と校地が狭くて子どもをかっちり管理した結果大学受験の結果を伸ばしている学校があるとします。

後者の学校の方がお母さんには人気があるでしょう。その分、偏差値は高くなりやすい。

しかし子どもの大切な6年間がただ受験準備のためにあるのは、あまり感心できる話ではありません。むしろそれ以外の魅力が前者の学校にはあるかもしれません。そういうところはこの表には出てこないのです。

問題は「その学校が我が子に合うか?」です。

この表をあまり見過ぎないことです。むしろ志望校を決めて、その学校に合格するために何をするか、ということに集中していきましょう。


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