子どもを見てもらいたい感覚

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小学生に対して、親が持つ感覚には大きく2つあります。

ひとつは、子どもが大きくなる過程で、いろいろ自我を備えてくる時期だから、誰かに子どもを見てもらいたいという感覚。

もうひとつは、せっかくここまで育ててきたので、その自我の成長を親が見守っていこうという感覚。

これはどちらか一択という話ではありません。いろいろな場面で、「ここは見守りたい」「ここは誰かに見てもらいたい」という感覚がどちらも出てくるものだと思うのです。

で、誰かに見てもらいたい、という感覚は凄く大事だろうと思っています。ある保護者の方に「中学受験にはメンターが必要です。先生がいてくださって本当に助かりました。」とおっしゃっていただいたことがあります。メンターは大げさだろうと思うものの、子どもの中学受験を進めていく過程でいろいろ悩みがあるだろう、と思うのですが、それを相談できる相手がいれば、プラスになることは間違いない。

しかし、今の集合塾はどちらかといえば人よりもシステムで、できあがっています。

カリキュラム→テストと言う流れの中で、子どもたちが競争し、切磋琢磨することで力をつければ良い、という考え方。先生という人的な要素にあまり左右されないようにしていく、わけですが、逆に種々雑多に起こる問題は放置されがちです。

というのも、これまで集合塾には有力な先生が子どもたちを引き連れて独立するというリスクがありました。これは現在でも見受けられることですが、だからこそ、人的な要素に左右されないシステムの確立が塾には急務だったところはあるのです。

「誰かに見てもらいたい」と思っている部分は集団塾にも向けられているとは思うのですが、それが今はかなり薄れてきている状況かもしれません。誰に相談していいかわからない、はその通りだと思うのです。

しかし、やはり人が人を導くというのは子どもの成長にとっては必要不可欠な部分であり、競争を煽られるところが多い今、そのフォローは親として考えておくべきことかもしれません。


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