第293回 正解率に狙いを絞る

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■ 受験準備が進んでいく中で、着手率と正解率のバランスが気になってきます。

■ 例えば模擬試験で全体の問題数の中で答えを書けた問題数の割合が着手率で、答えが書けた問題の中で正解になった問題数の割合が正解率だとすると、得点は着手率×正解率ということになるわけですが、子どもたちはまず間違いなく着手率を上げようとします。最後、わからない問題は適当に答えを書いてしまう、ということもあるでしょう。わからない問題は全部ウにした、などという話はよく聞きます。

■ しかし、着手率を上げようとすると、まずいい加減になる。ミスが増えるのです。結果として正解率が下がってしまう傾向になりやすい。

■ だから、絶対に正解率を上げる工夫をすべきです。ある子が過去問を解いていたのですが、ある日、非常にていねいに解いていた。
「いいねえ、これなら合格するよ」
というと
「でもねえ、間に合わないんだよね」
と言っていました。つまりていねいにやることはわかっているが、そんなことをやっていたら間に合わないと思っているところがすでに問題なのです。

■ 間に合わなくとも、自分ができる問題を確実に正解にする、それだけで十分合格する可能性が上がるのです。間に合わないことをおそれるより、ミスをすることに配慮した方が良いでしょう。


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10月14日(土)
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10月29日(日)(→10月28日は定員に達しましたので、締め切らせていただきました。)
慶應普通部・中等部入試対策説明会




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