2017年筑波大駒場の問題です。
植物が根から吸い上げた水は、植物の体内のどこを通ってどこへいくのか、花だんに植えてある花がさいたホウセンカを使って調べることにした。以下の各問いに答えなさい。
1.根をつけたままホウセンカをほり出し、着色した水を根から1時間ほど吸わせた後、くきの断面で水の通り道を調べた。
水の通り道を正しくぬりつぶしているのはどれですか。
2.気温が高い晴れの目の正午ごろ、地上に出た植物の体全体にとう明なポリエチレンのふくろをかぶせ、30分間放置した。
その結果、ふくろの中にたくさんの水てきがたまっていた。この水が主に植物の葉から出たものかどうかを調べるために、この実験の他にどんなものを組み合わせるとよいですか。2つ選びなさい。
ア 気温が低いくもりの日の正午ごろ、植物の体全体にポリエチレンのふくろをかぶせ30分間放置したもの
イ 気温が高かった晴れの日の夜10時ごろ、植物の体全体にポリエチレンのふくろをかぶせ30分間放置したもの
ウ 気温が高い晴れの日の正午ごろ、すべての葉を切り落とした植物の体全体にポリエチレンのふくろをかぶせ30分間放置したもの
エ 気温が高い晴れの日の正午ごろ、植物の葉の部分だけを一枚ずつ小さいポリエチレンのふくろでおおい30分間放置したもの
オ 気温が低いくもりの日の正午ごろ、すべての葉を切り落とした植物の体全体にポリエチレンのふくろをかぶせ30分間放置したもの
カ 気温が高かった晴れの日の夜10時ごろ、植物の葉の部分だけを一枚ずつ小さいポリエチレンのふくろでおおい30分間放置したもの
キ 気温が高い晴れの日の正午ごろ、すべての薬の表側に白色ワセリンをぬって30分間放置したもの
ク 気温が高い晴れの日の正午ごろ、すべての薬の裏側に白色ワセリンをぬって30分間放置したもの
ケ 気温が低いくもりの日の正午ごろ、すべての葉の表側と裏側に白色ワセリンをぬって30分間放置したもの
※白色ワセリンはややねぼり気のあるペースト状の油で、水を通さず短時間ではほとんど植物に害がない。
3.植物が根から吸い上げた水が、葉から水蒸気となって出ていくことを何といいますか。漢字で答えなさい。
【解説と解答】
1 形成層の内側が道管ですからエ。
(答え)エ
2
比較する条件を整えます。気温が高い晴れの日の正午ごろは変えずに、葉を取り除いたもの、植物の葉の部分だけを一枚ずつ袋にいれたもの、で比較します。
(答え)ウ・エ
3
(答え)蒸散
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