結局、塾は競わされるところ

多くの塾が1クラスの生徒数を15名ぐらいに絞ってきて、だからきめ細かく指導ができる、というようなことになっているようなのですが、実はそうでもない。

というのも、勝手にカリキュラムを変えるわけにはいかない。

だから、「このクラスは全体的に遅れているから、もう1週間、このテーマをやろう」ということにはならないのです。

また、クラス分けがあるから、クラスの中の競争以上に、全体の競争にさらされるから、自分のペースで、ということにはならない。

それが良いと思われていると思うのですが、そうではないのです。むしろ近年は弊害の方が多い。

つまり弾き飛ばされた子どもたちは、自信もできないし、モチベーションも上がらない。

なので、これはこぼれそうだ、と思ったところから、違う手を考えないといけないのです。ただ、日本人は同質性を重んじるところがあり、ここにいないと受からないと思いやすい。

その結果、本当に塾の「お客様」になってしまいがちではあります。

逆に塾にとっては、勝ち残った子どもたちに力を入れれば合格実績は稼げるという仕組みになっていて、圧倒的に塾側の論理になっている点はよく考えてみられるとよいかもしれないと思うのですが・・・。


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中学受験 算数オンライン塾
12月30日の問題






なぜ塾はそんなに急がせるのか

今年も6年生から預かった子どもたちが、やはり急ぎの虫にせかされて、ミスを多発して、大変でした。

これまで塾に通っていて、とにかく急いで解け、と言われ続けているのですが、やはり弊害の方が大きい。

ただ、塾はペースが決まっていて、今週はこの内容を教えなければいけない、ということになっているのです。

子どものペースに合わせていては、全然間に合わない。しかもさっさとできる子もいるわけだから、当然授業のペースは上に合わせる。

結果として、落ちこぼれるようにできているのです。

本当のことを言えば、ある程度基礎ができるようになるまでは、本人のペースでちゃんとできるようにすることが大事なのですが、塾はそんなことは言わない。

あとは家で何とかする以外にはないから、家庭で途方に暮れる親子が増える、ということになるのです。

だから、今の状況を踏まえて、もう一度やり方を考えてください。

このままでいくと、来年も同じ状況に追い込まれることになりますから。



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自分で答えを出すことにこだわる

たくさんの問題をやっていると、そう一問一問にこだわっているわけにはいかない。

だから、解説聞いて、あるいは授業で先生に説明してもらって、わかった気になっている問題が結構あるものです。

そういう問題は後から解いても、できない。

あれ、このまえやったよな、ぐらいな記憶しか残っていない。

ところが自分で苦労して解いた問題というのは、解法も覚えているし、後からでも解けることが多いのです。

だから、やはり自分で答えを出すことにこだわった方が良い。

といっても、それだとたくさん問題が解けないわけですが、しかしながら、やはり自分の記憶に残るようにしていかないと、たくさんやってもあまり意味がない、ということになるので、気をつけてください。


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12月28日の問題