わからないこと、できないことをつぶす

この時期から、基本的に子どもたちができないこと、わからないことをつぶしていきます。

ただし、すべての問題というわけでもない。

正解率から考えて、これはできなくても影響がない、と思われる問題はスルーします。

逆に、これはできないといけない、という問題は徹底的にマスターしてもらうようにしています。

入試は僅差の勝負ですから、勝ちに行くためには、みんなができることは確実にできるようにすることが必要なのです。


オンラインで完結する中学受験 田中貴社中
過去問2ステップ学習法











そう長く勉強できるものではない

概ねどこの学校でも1科目の試験時間は1時間未満でしょう。

それ以上は、なかなか小学生にとってはつらいのです。しかし、今の小学生は結構長い時間勉強している。

勉強しているのは立派なのですが、やはり、集中していない時間も見受けられる。

ですから、やはり目先を変えて、時間を上手に使うことが大事です。

算数を1時間やったら、次は国語を1時間、というように、科目を変えていくと結構頑張れたりする。

休憩も大事です。

10分間休憩したら、次を頑張ろう、というのも時間効率を高めるための手段です。

上手に休憩して、集中度を高めてください。












9月のスランプに気を付ける

夏休みには結構がんばったのだけれど、9月になったら勉強がうまくいかない、という子は案外いるものです。

思ったように勉強が進まない。

夏休みにはしっかりできるようになったと思っていた問題を結構間違える。

そういうことが起こってくると、あらスランプかしら?と思いやすい。実際に学校が始まれば、夏休みのように勉強する時間が十分にとれるわけではありませんから、うまくペースを掴めないことはあるでしょう。

そういうときはやはり、計画を見直して、とにかくこれだけはやり抜こうというものを決めることです。

塾に行く日も多くなって、十分に時間がとれないな、と思ったら、本当にその授業は必要なのか、も考えてみると良いでしょう。実際に授業を間引いて、家でじっくり勉強し始めてから、ペースが掴めるようになったという子も少なくありません。

今、何が必要なのかを親子でしっかりと考えてペースを掴んでいきましょう。そうすればスランプもやがて脱することができるはずです。