この夏をさらに酷暑にしたものに、フェーン現象があります。
フェーン現象というのは、以下のようなプロセスを言います。
最初、風下で山の下にあった湿った空気が、山を登るにつれて、高度がどんどん高くなり、冷やされて、雨を降らせます。
で、雨が落ちたところで、山を越えると乾燥した空気になります。で、この高さが問題になる。
例えば1000mで、15度の温度であれば、100m下ると1度上がるので、15度の温度が25度になるだけです。
ところが、先日は、1500mのところに25度の気団が出来て、それが山を下りました。
15度上がるので、25+15=40度になった、ということなのです。
この現象は今年、北海道でも起きました、
太平洋高気圧が強いので、さらにその下にある低気圧から吹き上がる風が、太平洋高気圧のヘリを通って、日本海側から北海道に吹いたのです。
で、この湿った空気が山にぶつかると、雨を降らせ、乾燥した空気が山の上にでき、それが降りてくると、一気に気温が上がる。
本来釧路とか、帯広とか、そんなことに縁遠かった地域でも日高山脈を越えてくるこの風にやられた、わけです。
フェーン現象の計算問題は過去、いろいろな学校で出題されていますので、今年は気をつけておきたいところですね。
受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事
2学期の予定を入れてみる
オンラインで完結する中学受験 田中貴社中
時差
