フェーン現象

この夏をさらに酷暑にしたものに、フェーン現象があります。

フェーン現象というのは、以下のようなプロセスを言います。

最初、風下で山の下にあった湿った空気が、山を登るにつれて、高度がどんどん高くなり、冷やされて、雨を降らせます。

で、雨が落ちたところで、山を越えると乾燥した空気になります。で、この高さが問題になる。

例えば1000mで、15度の温度であれば、100m下ると1度上がるので、15度の温度が25度になるだけです。

ところが、先日は、1500mのところに25度の気団が出来て、それが山を下りました。

15度上がるので、25+15=40度になった、ということなのです。

この現象は今年、北海道でも起きました、

太平洋高気圧が強いので、さらにその下にある低気圧から吹き上がる風が、太平洋高気圧のヘリを通って、日本海側から北海道に吹いたのです。

で、この湿った空気が山にぶつかると、雨を降らせ、乾燥した空気が山の上にでき、それが降りてくると、一気に気温が上がる。

本来釧路とか、帯広とか、そんなことに縁遠かった地域でも日高山脈を越えてくるこの風にやられた、わけです。

フェーン現象の計算問題は過去、いろいろな学校で出題されていますので、今年は気をつけておきたいところですね。

飽和水蒸気量に関する問題(2015 東邦大東邦)


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時差











これ、中学受験で出す?

別に中学受験で出題される文章は、小学生向けに書かれた文章ばかりではありません。

だから、高校入試や大学入試に使われた文章が、入試問題になることもある。

また内容によっては、いろいろ議論があるかと思うのですが、近年ものすごく減ったのが、戦時中の物語文。

昭和の時代の出題は、割とこれが多くなったのですが、最近はあまり見かけなくなりました。

出す側もちょっと躊躇するような悲惨な場面があったりするからでしょうが、その割には結構難しい論説文が出たりもする。

なので、いろいろな文章を練習していく、ということは大事ではあります。

ただ、まずは過去問から、スタートしましょう。


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中学受験は専業主婦が強いといわれた理由

中学受験は過去、「専業主婦の家庭が強い」と言われていました。これは当然、お母さんが子どもにくっついて勉強させたからです。

塾に通う前後もしっかり勉強ができるようにフォローし、塾がない日はやることをしっかり決めてやらせる。

あるいは家庭教師の先生を迎えて、勉強を見てもらう。

まあ、そういう時代でした。

しかし、今の時代は、そういうわけにはいかない。

共働き家庭が70%を超える中、ではそれをどうカバーするか。

これはやはり塾を増やすのではなく、子どもが自分でがんばるようになってもらうのが良いのです。実は専業主婦の家庭の子は、やはり他者にコントロールされているだけなので、そのコントロールが外れてしまうと、ちゃんとできないというところはある。

だから、中学に進んで破綻する子もいたわけです。

現在もそういう子は少なくありませんが、しかし、子どもが自立していろいろなことを自分で考え、自分で行動できるようになると、そこは変わってくる。

してあげなければいけない、と考えるよりも、そちらに比重を移していくべきではないでしょうか?


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