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水溶液に関する問題

2021年慶應普通部の問題です。

8つの液体A~Hは、水、アンモニア水、砂糖水、食塩水、食酢、うすい水酸化ナトリウム水溶液、石灰水、炭酸水のいずれかです。次の実験①~③をおこない、A~Hがどの液体であるか確かめました。
実験1 A~Hを試験管に少量ずつとり、それぞれにBTB溶液を入れたところ、A、Bは黄色、C、D、Eは緑色、F、G、Hは青色になった。
実験2 A~Hのにおいをかいだところ、A、Fはにおいがした。
実験3 A~Hを蒸発皿に少量ずつとり、加熱して蒸発させたところ、C、G、Hでは白い固体が残り、A、Dでは黒い固体が残った。
1.水、アンモニア水、砂糖水、食塩水、食酢、うすい水酸化ナトリウム水溶液、石灰水、炭酸水はA~Hのどれですか。それぞれ記号で答えなさい。ただし、実験1~3の結果だけでは1つに決められないものには×を書きなさい。
2.1.で×を書いた液体を区別する最もふさわしい方法はどれですか。次の(ア)~(オ)の中から1つ選び、記号で答えなさい。
  (ア)青色リトマス紙を入れる。   (イ)うすい塩酸を加える。  (ウ)くだいた貝がらを入れる。   (エ)ストローで息をふきこむ。
  (オ)なめて味を見る。
3.Cを蒸発皿に少量とって、時間をおいて完全に乾かしました。蒸発皿ごと重さをはかると、乾かす前は60gだったものが、乾かした後には37gになりました。また、蒸発皿の重さは35gでした。Cは何%の水溶液か答えなさい。

4.実験3の結果、Dが黒い固体になったのはなぜですか。理由を答えなさい。

5.B、C、Hにアルミニウムのかけらを入れたとき、アルミニウムがあわを出しながら溶けたものが1つだけありました。その液体の名前を答えなさい。

6.5.で発生したあわはどのような性質の気体ですか。次の(カ)~(コ)の中からあてはまるものをすべて選び、記号で答えなさい。
(カ)無色である。
(キ)空気より重い。
(ク)においはない。
(ケ)水によく溶けて酸性の水溶液になる。
(コ)水によく溶けてアルカリ性の水溶液になる。

【解説と解答】
1 ABが酸性、CDEが中性、FGHはアルカリ性です。匂いがすることからAが食酢、Fはアンモニア水とわかります。白い固体が残ったものからCは食塩水、黒いものが残ったことからDは砂糖水とわかります。
炭酸水はBとわかりますが、うすい水酸化ナトリウム水溶液と石灰水の区別はつきません。
(答え)水→E アンモニア水→F 砂糖水→D 食塩水→C 食酢→A うすい水酸化ナトリウム水溶液→× 石灰水→× 炭酸水→B
2 石灰水は息をふきこむと白く濁ります。
(答え)エ
3 乾かす前は25g、乾かした後は2gですから2÷25×100=8%です。
(答え)8%
4 砂糖がこげました。
(答え)砂糖がこげたから
5 アルミニウムが溶けるのはうすい水酸化ナトリウム水溶液。
(答え)うすい水酸化ナトリウム水溶液
6 水素の性質です。
(答え)カク


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水溶液に関する問題

2021年 ラ・サール中学の問題です。

水溶液A~Fは次のいずれかです。実験1~実験3を読んで後の聞いに答えなさい。

炭酸水,食塩水,ミョウバン水,アンモニア水,塩酸,石灰水

実験l BTB液を黄色に変化させた溶液は,水溶液A,B,Cであった。

実験2 水溶液A~Fを熱したところA,B,Fからは水蒸気以外の気体が出てきた。
また水溶液Aから出てきた気体を水溶液Eに通じたところ白くにごった。

実験3 水溶液B4g,8g,12g,16gを入れた4本の試験管を準備し,それぞれに石灰石を2gずつ入れて出てきた気体の体積をはかった。その結果を下の表に示した。
ただし,この実験で使用した水溶液Bはすべて3%の濃さであった。

水溶液B(g) 4g 8g 12g 16g
出てきた気体(mL) 180mL 360mL XmL 400mL

(1)BTB液を青色に変化させる溶液を次からすべて選びなさい。
ア.酢  イ.水酸化ナトリウム水溶液  ウ.重そう水  エ.砂糖水

(2)水溶液D,Fは何ですか。

(3)実験3に関する次の文章を読んで次の問いに答えなさい。

実験3は石灰石に含まれる炭酸カルシウムという物質が水溶液Bに溶けている(あ)と反応して気体の(い)を発生する現象である。たとえば10gの純粋な炭酸カルシウムに気体が出なくなるまで水溶液Bを加えると,4.4gの気体がでてくることが知られている。また,(い)の気体は100mlJあたり0.2gである。石灰石に含まれる炭酸カルシウム以外の成分は水溶液Bと反応しないものとする。

1.上の文章の(あ)(い)にあてはまる物質の名前を書きなさい。

2.表のXにあてはまる数を答えなさい。
3.実験3で用いた石灰石に含まれる炭酸カルシウムは何%ですか。答えが割り切れないときは小数第1位を四捨五入して整数で答えなさい。

(4)3%の水溶液Bを水でうすめて水溶液Yを作りました。ある重さの石灰石に水溶液Yを3g加えたときに,出てきた気体が90mLでした。さらに水溶液Yを5g加えた時に出てきた気体は150mLで,合計240mLになりました。水溶液Yの濃さは何%ですか。

【解説と解答】
(1)BTB液が青になるのはアルカリ性ですから水酸化ナトリウム水溶液と重そう水です。
(答え)イウ
(2)酸性の水溶液がABCで、熱して水蒸気以外の気体が出たのがABFです。Aが炭酸水、Eが石灰水であることは実験2からわかるので、Bが塩酸、Fがアンモニア水とわかります。
Cはミョウバン水となるので、Dが食塩水。
(答え)D 食塩水 F アンモニア水
(3)
1 あは塩化水素 いは二酸化炭素。
(答え)あ 塩化水素 い 二酸化炭素
2 400÷180×4=8.8gで400mLに達するので、12gでは400mLです。
(答え)400
3 10gの純粋な炭酸カルシウムを十分反応させウと4.4gの二酸化炭素が出て、二酸化炭素は100mLあたり0.2gなので、4.4÷0.2×100=2200mLです。
2gの石灰石から400mLの二酸化炭素が出るので、含まれる炭酸カルシウムは10×400/2200=1.8181…gになるので、1.8181÷2×100=91%
(答え)91%
(4)Yに3gを入れると気体は90mL、5g入れると150mLで比例しています。1gあたりでは30mLで実験3は1gあたり比例部分は45mLですから3分の2になっているので、Yの濃さは3×2/3=2%です。
(答え)2%


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水溶液に関する問題

2021年サレジオ学院の問題です。

次の文を読み,あとの問いに答えなさい。ただし,計算結果を答える際,整数で答えなさい。計算結果が割り切れない場合,小数第1位を四捨五入して整数で求めなさい。

ある飲食店で店長さんが感染予防のために大量の消毒液を必要としていました。そこで店長さんは薬局に行き,塩素系漂白剤とエタノールを買ってきました。

(1)塩素系漂白剤には次亜塩素酸ナトリウムという成分がふくまれています。この水よう液はアルカリ性を示します。アルカリ性の水よう液が示す性質として誤っているものを次のア~オから一つ選び,記号で答えなさい。
ア タンパク質をとかす作用があるので目に入ると失明の危険性がある。
イ 金属をとかすアルカリ性の水よう液がある。
ウ 卵のカラをとかして気体が発生する。
エ 二酸化炭素を加えると白くにごるアルカリ性の水よう液がある。
オ 胃液を中和するために分びつされるすい液はアルカリ性である。

(2)塩素系漂白剤を消毒液として使うためには,0.1%のこさまでうすめて使う必要があります。店長さんが買ってきた塩素系漂白剤には次亜塩素酸ナトリウムという成分が6%ふくまれています。この塩素系漂白剤50gを用いて,0.1%の消毒液をつくるとき、水を何g加えればよいですか。

 店長さんが薬局で買ってきたエタノールは無水エタノールという種類のものでした。この無水エタノールは水をふくまず,エタノールのみをふくむものです。店長さんがインターネットで調べたところ,エタノールの消毒作用を最も活かすためには,80容量%までうすめて使う必要があるそうです。店長さんは容量%が分からなかったので,容量%もインターネットで調べてみると「よう液100cm3にエタノールが何cm3ふくまれているかを表す」ということが分かりました。

 そこで店長さんは無水エタノール80cm3に水20cm3を加えれば水よう液が100cm3になって,80容量%になるだろうと考え,無水エタノール80cm3と水20cm3を混ぜました。しかし,図1のように水よう液は100cm3にならず,80容量%のエタノール水よう液にはなりませんでした。

(3)水と無水エタノールを混ぜたときにどれくらい体積が減少するのか調べました。
  以下の文を読み,(あ)~(う),(お)に当てはまる数値をそれぞれ整数で,(え)に当てはまる数値を表1中の密度から選んで答えなさい。
 表1は10℃でのエタノール水よう液のこさ[%]に対する密度[g/cm3]の関係です。ただし,密度とは1cm3あたりの重さ[g]を表しています。

 水35cm3,無水エタノール65cm3を混ぜる場合を考えます。水は0%のエタノール水よう液と考えられ,表1より密度は1g/cm3なので35cm3の水は35gだとわかります。
無水エタノールは100%のエタノール水よう液と考えられ,その密度は0.8g/cm3なので,65cm3の無水エタノールは(あ)gだとわかります。このエタノール水よう液全体で(い)gになるため,そのこさは(う)%になります。表1より,このエタノール水よう液の密度は(え)g/cm3なので,体積は(お)cm3となり,混ぜる前の水とエタノールの体積の合計である100cm3より小さくなっていることが分かります。

(4)このように,無水エタノールと水を混ぜると体積が減少してしまいます。80容量%のエタノール水よう液を用意するためには,どのようにエタノール水よう液をつくる必要がありますか。簡単に説明しなさい。

【解説と解答】
(1)ウは酸性の水溶液です。
(答え)ウ
(2)50×0.06=3gの次亜塩素酸ナトリウムが含まれています。これが0.1%ですから3×1000=3000gが全体の重さになるので、3000-50=2950gの水を入れます。
(答え)2950g
(3)あ 65×0.8=52g い 52+35=87g う 52÷87×100=59.77≒60% え 表から60%の密度は0.90 お 87÷0.90=96.666≒97cm3
(答え)あ 52 い 87 う 60 え 0.90 お 97
(4)エタノールに水をかき混ぜながら入れていき、メスシリンダーで100cm3になるまで入れればよいことになります。
(答え)80cm3の無水エタノールに、かき混ぜながら水を加えていき100cm3にする。


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