月別アーカイブ: 2023年2月

第568回 子どもが中学受験をしたくない、と言い出したら

■ はっきり言えば、親の意志で中学受験をスタートさせたご家庭も少なくないと思います。小さい時だからあまり本人はわからないので、まあ、とにかく塾に行こう、勉強を始めよう、というスタートになった。

■ しかし、だんだん子どもたちも何をやっているのかが、わかってくるし、塾での人間関係、学校での人間関係、あるいは成績、この先の見通し、今やりたいこと、などがいろいろ頭の中で交錯してくる。その結果として、「僕は中学受験をしたくない」と言い出すことがあるかもしれません。

■ これは、しばらく休め、ということだと思ってください。本人は何らかの行き詰まりを感じている。確かに今の受験勉強は長いので、そうずっとやっていけるというものでもない。だからお休みしましょう。やめる、やめないは決めないでおいておくのです。塾に休会がなければ、いったん退会でも良いでしょう。

■ それで1か月ぐらいは様子を見てみる。それでも本人の意思が変わらない。中学受験はしたくない、というのであれば、この先を説明した上で(つまり高校受験はあるということ。それはそれなりに塾に行ったりしないといけないということを説明しましょう。ただし、客観的に説明してください。そこで誘導しないように。)、本人が決めた、という前提で中学受験を中止しましょう。

■ 別に中学受験をしない子の方が全国的には多いのです。だからそういうルートはちゃんと用意されているし、最終的にはどういうルートであろうと本人が歩く人生だから、本人が決めるのが良いと思います。

■ 親はどう思っているのか、当然、子どもたちは知っています。それでもやりたくない、ものはさせない方が家族のためにプラスになります。ただ、すぐ決めない。子どもたちもやはり気分が変わると、「やっぱりやる」ということもあるので、カリキュラム進行が遅くなるから、などと心配せずに、本人の意思が固まるのを待ってあげてください。


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とにもかくにも式を書く

算数の問題を解くとき、とにかく大事なのは式を書くことです。

式を書けばその答えにコメントをするだけで、立派な記述式の解答にもなる。また記述式の問題ではなく、答えだけを解答する場合であっても、確実に問題を解くという点において、やはり式を書き慣れている必要があるのです。

おうぎ形や円の問題になれば、3.14を1回で計算する、という点で式のメリットは理解できると思うのですが、しかしその他の問題になると、なかなかそうはいかない。

式を書くのが面倒だ、ということで、ついつい書き飛ばしてしまう。

書き飛ばしても、考え方があとから追えればいいのですが、自分で何を考えていたのか忘れることも十分考えられるし、その過程でミスが出やすい。

なので、とにかく最初から面倒でも式を書く、式を書き慣れることが大事です。たとえ試験時間が間に合わなくても、最後に入試でできる方が大事だと思ってください。


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国語力がつくことで成績は安定するから

国語の勉強は難しい、と言われます。

やってもそれほど点数が変わらないから、国語は後回しにする、というご家庭が多いように思うのですが、しかし、国語の勉強は非常に大事です。

今年も入試問題は驚くほど長いところが多かった。それも国語ばかりでなく、算数や理科社会でも文章が長い。

したがってそれを読みこなす時間がなくて、間に合わないという子が結構多いのです。

だから国語を勉強することはとても大事ですが、ではどうすればいいのか。

まずは過去問を解いていくことをお勧めします。

時間は制限なく、最後まできっちり答えるのです。そして答え合わせをする。

ただ答え合わせが非常に大事。ここが勉強なのです。

なぜアではなくイだったのか、この根拠を考えていかないといけない。

国語の作問者は、作者ではありません。したがってだれが考えてもこの答えにならないといけない、というものなので、したがって根拠が必要になる。

その根拠は文中にある。「以下の文章を読んであとの問いに答えなさい。」と書いてあるのだから、文章に答えがあるのです。

そこを見つけられないまま、「アだと思った」ではだめなのです。常識的にこの選択肢は正しいことを言っていても、文中になければ間違いになる。

しかし、子どもたちはやはり文章を読んで自分の解釈で考えるから、答えが正しくならない。良く最後の2つまでは選べたんだけど、そこで間違えた、という子がいるものですが、そこで根拠をチェックしていない。

でも試験中そこまで根拠を探せるのかという問題はあるので、そこを積み重ねて練習していくしかないのです。まずは解き方をマスターして、そして練習を積み、時間を短くしていく。問題を先に読んで見当をつけながら読むという手もありますが、それは万人ができる、というわけではないので、やはり自分なりの解き方を練習していくしかない。

だから今のうちから国語をやらないといけないのです。

国語の点数が安定すれば、成績は安定します。少なくともコンスタントに国語の勉強をするんだ、というスケジュールを考えてください。


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