月別アーカイブ: 2022年3月

出題傾向との相性

中学入試はすべての学校が自校で入試問題をつくる独自入試です。

したがって、それぞれの学校が採りたい人材像を元に問題をつくるので、学校別傾向が非常にはっきりしてきます。

よく学校の先生が「過去問を勉強してほしい」と強調されるのも、その学校別傾向に馴染んで、何が出るかを絞り込んで対策をしてほしいからです。

例えばレポートの多い学校は、入試問題の中に記述形式の問題を取り入れることが多い。これは進学後レポートで苦労しないように、最初からある程度文章が書ける子を採りたいという思いがあるからですが、そうなるとその学校に行きたければ記述の練習をしないといけない。

ところが子どもによっては記述は大嫌い、という場合があり得る。つまり入試問題に対する相性があるのです。

この学校の問題はやりやすい、とかやりにくい、とかいう感覚ですが、しかし、やりにくいとどうしても勉強しにくくなってくる。なので、この春休み、第一志望校の過去問をぜひやってみてください。

やりやすいか、やりにくいか、早めに相性を知っておくと、今後の学校別対策の立て方にプラスが出てくるでしょう。


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急ぐから式なんて書いてられない

基本的に、子どもたちは試験中急ぎます。

だからていねいに式を書く、なんてことはそう簡単ではない。

複合図形なら、3.14をまとめた方が楽だから書くということもあるかもしれませんが、基本的には筆算を書いておしまい、みたいなところは大いにあるのです。

で、それは仕方がない部分がある。多くの問題の場合、式を求めていないからです。

しかし、記述式の学校の場合は、それではうまくない。

また式を書いていかないと、整理できない、というところもあるので、これは式を書くようになるのです。ただ、こういう学校の問題数は少ない。だから式を書けるというところがある。

式を書くというのは正確に解くという点では間違いなくプラスになりますが、時間内に解くという点では時間がかかりすぎるところも当然ある。ただ、式を書かないと間違えるリスクは増える。

最終的に自分の感覚でどのくらいの式を書くか、ということを決めていくしかないのです。

別に解説を書くわけではない、あくまで正解にたどり着くためですから、うまい端折り方も考えていかないといけません。


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戦わせる塾での戦い方

塾にもいろいろ塾風があるというお話をしました。

で、戦わせる塾でどうやって勝てばよいのか?ということなのですが、戦わせる塾というのは今に始まった話ではなく、面倒見は基本的に良くないのです。

だって戦わせて、勝ち残り組をさらに学校別で戦わせて力をつける。基本的に戦わせることが塾の役割になっているからです。

だからそこで勝ち残るためには、子どもがまずちゃんと自分で勉強できるようになっていないといけない。ここで「勉強しなさい」と言われていろいろバトルをやっているようでは勝てない。元から自分でどんどんやるような子でないとあの量はこなせないでしょう。

うまくいかなければ個別指導を頼む、家庭教師を頼む、ということなのでしょうが、親がしっかりフォローをしていくという方法も当然あります。ただ、それなりに今子どもがやっている勉強の内容をつかんでいないと、うまくいかない。子どもが何に困り、何がわかっていないのか、フォローする側がしっかりつかんでいないと無駄なことがさらに増えてしまうからです。

家庭がそこにパワーをかけるということであれば、勝ち残れるチャンスは当然あります。戦わせる塾はある意味そこに期待しているともいえるわけです。

ただ、誰もができるかと言えばそうではない。

で、そういう場合にもうひとつ、手をかけてくれる塾があるわけで、そういう塾の先生はよほど戦わせる塾よりも面倒見が良いのです。戦わせる塾はシステムができているので、そのシステムに乗って行ける子どもたちには便利でしょう。しかし、そうでなければむしろ先生が手をかけてくれる方が親としてはありがたい。

うまくいかないな、と思ったら、それはシステムに乗れなかっただけのことなので、その子の精神的な成長とシステムが合わないだけの話。

子どもたちの精神的な成長は少しずつしかし確実に進歩していくので、それを見守って力を伸ばすシステムに変えれば、それはそれでうまくいくはずですが、まあ、なかなかそう思いきれないのでみんな困る、という話かもしれません。


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親がやる限り、子どもは自分でやろうとしない


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