月別アーカイブ: 2022年3月

予習型に変える

復習型の塾というのは、スタートを一線に揃えたいので、授業で初めて教材を渡す、ということをします。

しかし、それは「結果が揃わない」ことにつながります。どうしても力の差があるわけだから、1週間で理解しきれないところはある。

だったら授業前に予習していければいいわけで、それで終わるのならそちらの方が結果が出しやすい。

ということで、予習型の塾に変えてみたら、家でやれることが多くなってきた。で、予習していると塾に行かなくてもわかることも多くなり、志望校別の勉強ができたり、習い事を続けることができた。

スタートを一線に揃えたいのは塾の都合であって、子どもたちの都合ではないのです。

先に勉強していると、子どもたちが先生のことをちゃんと聞かない。聞かないから、一線に揃えようとする。しかし、それだとうまくいかない子も多いのです。

昔はテスト会だけでしたから、みんな家で勉強していた。ある意味予習するのが当たり前で、塾の教材にも予習という冠がついているところもあるでしょう。

どういうやり方をすべきか、は子どもの状況によって異なります。予習型の方が良い場合は、やはり子どもに合う勉強のやり方をやった方が結果が出やすい。

データは模擬試験で他塾の生徒とも比べられるのだから、あまり心配せず子どもに合う学習法にしてみると良いでしょう。


受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
理科のカリキュラムの構造


算数オンライン塾
3月16日の問題






【塾でのご利用について】
フリーダムオンライン WEBワークス OEMのご案内

にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(指導・勉強法)へ
にほんブログ村

空白の3か月

6年生の1学期を、空白の3か月という場合があります。

カリキュラムが前倒しされたものの、6年の1学期は復習ということで、いろいろな復習が回ってくるものの、相変わらず毎月のカリキュラムや組み分けテストに追われる。

しかし、いざ、夏休みに学校別対策が始まったら、「もっとやっておくべきことがあった」ということで思わず、「あの3カ月がもったいなかった」ということのようです。

せっかくカリキュラムを前倒しにしたのだから、さっさと過去問なり学校別対策なりを始めればいいものを、ここで妙な復習回が続くので、結局、ゆっくりやっていても同じになってしまう。

だから考え方を変えなければなりません。

この時期からはもう組み分け対策よりも「志望校に向けて」何かをするという意識をもって学習内容を考えていく必要があるのです。

例えば国語の読解問題の練習は、もうこの時期過去問をやってもまったく問題がないでしょう。

いずれにしても塾のテキストは過去の問題でできていることが多いから、他校の問題をやるぐらいなら、まず志望校の問題をやった方がよほど良いはずです。

しかし、そんな話を塾の先生にしても「まだ、早い」とか「できないと自信をなくしますから」みたいな言われ方をして先延ばしされる。

結局塾としてはなるべく全体を同じカリキュラムで進めたいのです。しかし、もうそろそろ個別に課題を解決していかなければいけない時期。

実はこの春休みはそういう意味で大事な時期なのです。

ここで同じように進むと、結局夏休みまで個別の対策は置き去りにされます。そうなるとせっかく早く進んだ意味がなくなる。

ここから学校別の対策に少しずつ手をつけていくべきです。そのための方法を考えなければならない。家庭で学校別対策を少しずつ加えていくとか、それが難しいなら集合授業を抑えて、個別指導を加えていくなど工夫が必要です。

1学期でも少しずつ志望校対策は進めていきましょう。


受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
伸びる時期は個性


フリーダムオンライン-学習のヒント-
過去問を始めよう




 

【塾でのご利用について】
フリーダムオンライン WEBワークスOEMのご案内




にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(指導・勉強法)へ
にほんブログ村

塾のペースについていけない時

新学年が始まって1か月がたちました。

で、子どもたちの勉強を見ていて、どうもついていけてない、と感じられることがあるかもしれません。

こういう場合、やはり手を打った方が良い。

そのうち、何とかなるだろう、ということはあまりない。慣れればいろいろなことができるようになるだろう、という前に実は気持ちが続かなくなることが多いのです。

概ね、学校の勉強では特に問題がなかった分だけ、塾の勉強についていけない、ということは子どもたちにとっては結構ショックなことなのです。

それなりに持っていたプライドを失ってしまう。

これは難関校に合格した子が落ちこぼれる原因と同じです。今までできると思っていたのに、「できない」という事実を突きつけられてやる気を失ってしまう。

そうなったら、急いでそういう流れから切り離した方が良いでしょう。

一番いけないのはそのままにしておいて、「がんばらないからいけないのよ」と叱るだけの対応。

具体的な対策を考えてあげなければ、本人は経験がないのだから、うまくいくはずがない。

別に今の塾のペースについていけなくたって、中学受験に成功する方法はいくらでもあります。むしろ具体的な手を打たずに手遅れになることの方が問題。

山の登り方はいくらでもあるから、子どもに合った登り方をいっしょに考えてあげてください。


受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
ウチだとできる子


算数オンライン塾
3月14日の問題






【塾でのご利用について】
フリーダムオンライン WEBワークス OEMのご案内

にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(指導・勉強法)へ
にほんブログ村