月別アーカイブ: 2017年9月

第287回 受験勉強がうまくいかない


gakkoubetsu


■ まだ12歳ですから、受験勉強がうまくいかないことは当然ある。

■ 決めたことが守れない。できないことに挑戦する粘りがない。ていねいに勉強しない。勉強をめんどくさがる。などなど。

■ もう6年生なのに、あと5ヶ月なのに、と焦る気持ちになられるかもしれないが、まだまだ12歳。いろいろなことができるようになっているが、まだできないところもたくさんある。だから受験勉強がうまくいかないからといって、その子をダメな子だ、などと決めつけてはいけない。

■ これまでたくさんの子どもたちを見てきましたが、いつ本気になるか、わからない。それが中学生の時かもしれないし、高校生になってはじめて何か考えるようになるかもしれない。だからそれを待っていればいいのです。

■ いつか何かをやりたいと思って、がんばるようになる時期はやってくるものですから、何がなんでも、と思わないことです。

■ 子どもの成長をまず見守ろうとい気概をしっかり持ってください。


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水溶液に関する問題


gakkoubetsu


2017年浅野中学の問題です。

次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。

塩酸は塩化水素という気体の水溶液です。 (A)塩化水素は体積1L当たり1.5gの重さがあります。理科の実験では(B)薬品庫にある濃塩酸(36%)を(C)水で薄めて必要な濃さにして使います

[図1]のように濃塩酸の入っているびんの栓を取ると、水に溶けていた塩化水素が揮発(気体となって発散)して空気中の水蒸気と結びつき、さらにそれらが集合して細かい液体の粒になるので白煙が観察されます。雨天などで湿度が高い日に濃塩酸の栓を取ると、この塩酸の白煙がたくさん発生します。
また、鼻をつく刺激臭があるので吸いこまないように気をつける必要があります。使用後はびんの栓をしっかりしめ、なるべく他の薬品といっしょにしないよう保管します。栓がゆるいと褌発した塩化水素がもれて、周囲の金属をさびさせたり、(D)他の薬品と反応することもあります
このように塩酸は注意してあつかわなくてはならない物質ですが、不思議なことに(E)私たちの体内にも存在してある働きを助けています。

20170902t002
(1)下線部(A)をもとに、空気1L当たりの重さが求まれば、塩化水素が空気より軽いか重いかがわかります。酸素と窒素の1L当たりの重さはそれぞれ1.3gと1.2gです。空気の成分を体積比で酸素20%と窒素80%としたとき、空気1Lの重さは何gになりますか。
(2)下線部(B)について、濃塩酸(36%)を100 g作るのに塩化水素は何L必要ですか。
(3)下線部(C)について、22%の塩酸を180 g作るのに濃塩酸(36%)は何g必要ですか。
(4)塩酸と反応しない金属を次のア~エの中から1つ選び、記号で答えなさい。
ア 亜鉛    イ 鉄    ウ マグネシウム     エ 銅
(5)下線部(D)について、[図2]のように栓が開いている濃塩酸のびんのそばで別の薬品のびんの栓を開けると、濃塩酸のびんの近くでもとの塩酸の白煙よりもさらに激しく白煙が生じることがあります。このときの薬品を次のア~オの中から1つ選び、記号で答えなさい。
ア 食塩水    イ アンモニア水    ウ 水酸化ナトリウム水溶液
エ 石灰水    オ 炭酸水
(6)下線部(E)について、塩酸が存在している臓器を次のア~オの中から1つ選び、記号で答えなさい。

ア 腎臓   イ 肝臓   ウ 胃   エ 小腸   オ 大腸

[表1]は(3)で作った塩酸をアルミニウムや炭酸カルシウムの混合物と反応させたときの結果です。実験1はアルミニウムだけ、実験2は炭酸カルシウムだけ、実験3と実験4は両方を使いました。また、実験1から実験4まで、薬品はすべて過
不足無く反応して、未反応の塩酸やアルミニウムや炭酸カルシウムは残っていません。なお、炭酸カルシウムは石灰石の主成分です。

20170902t002
(7)[表1]の( ① )~( ② )にあてはまる数値をそれぞれ答えなさい。

(8)アルミニウム2.1 gと炭酸カルシウム4.2 gの混合物が塩酸と完全に反応したときに発生する気体を、石灰水に十分通したときに得られる気体の体積は何Lですか。

【解説と解答】
(1)1.3×0.2+1.2×0.8=0.26+0.96=1.22
(答え)1.22g
(2)塩酸が36g必要ですから、36÷1.5=24
(答え)24L
(3)180×0.22=39.6g
39.6÷0.36=110g
(答え)110g
(4)塩酸と反応しないのは銅。
(答え)エ
(5)気体になりやすいアルカリ性の水溶液と考えられるのでアンモニア水。
(答え)イ
(6)塩酸は胃酸の中にあります。
(答え)ウ
(7)実験3は実験1と実験2の和の半分になるので、30の半分と15の半分が使われているから22.5mL。
実験4の炭酸カルシウムは実験3の3倍なので、1.8×3-3.4=2Lが1.5gのアルミニウムで出てくる気体の体積になるので、1.8gであれば、2÷5×6=2.4L・・・② 0.9gのアルミニウムは1.2Lになるので、2.5gの炭酸カルシウムには0.6Lmになるので、5.0gの炭酸カルシウムからは1.2Lの気体が発生します。・・・③
30÷1.8×1.2+15÷5×7.5=20+22.5=42.5・・・①
(答え)①42.5 ②2.4 ③1.2
(8)アルミニウム2.1gに必要なのは2.4÷1.8×2.1=2.8L
二酸化炭素は石灰水に溶けてしまうので、水素の2.8Lだけが出てきます。
(答え)2.8L


「映像教材、これでわかる水溶液」(田中貴)


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合格する要素


gakkoubetsu


合格する要素というのは、いろいろあるでしょうが、私が特に大事だと思うことが2つあります。

1つは精神的にタフであること。

これから入試まではいろいろなことがある。模擬試験の成績が良いとは限らない。勉強しているのに、成績が上がらない、という場面もあるかもしれない。

しかし、そういうことにたじろがず、「絶対合格するぞ」と思って勉強を続けられるタフな気持ちがまず必要でしょう。

これは精神的に幼い子の「ノーカン」とは違います。

幼い子はピンと来てないから、動じないこともあるが、しかし、本当にタフではないから、本人が何かつきつめられることがあったりすると(例えば同じ学校の子が同じ志望校だったりして、自分が落ちたらどうしよう、と思った時とか)、弱さが露呈してしまう。

しかし、タフな子は、もちろんめげることは多々あるけれど、そこから立ち上がってきて、それでもがんばる、というようなことになってくれるので、「これは行けるかもしれない」と私は思います。

もうひとつはていねいなこと。

ていねいにやるということは、たくさんのことはできないかもしれない。時間がかかるから。しかし、ひとつひとつ、確実に身に付けていく。一問、一問、正確に解いていく。そうなると正解率が上がってくるので、本人も自信がついてくるから、さらにていねいになる、という良い循環で進む。かなり高い確率で合格していくでしょう。

で、この2つは、小学生には大変難しい。

まだ12年しか生きていないのに、精神的にタフである、という子はそう多くはありません。また、今の子どもたちはたくさんのことをやらされているから、ていねいにやることができないことが多い。

ところが、これからの数カ月で、その両方を手にする子どもたちがいるのです。

これが最後に伸びる子。

勉強していきながら、気持ちの切り替え方を覚えたり、自分のミスを見つける方法が身に付いたりして、力を伸ばしていくのです。

私はこの数カ月は受験を始めてから6年生の夏休みまでと同じくらいできるようになると思います。時間が短いからその分、すごくできるようになったと感じられるでしょう。

成長したなあ、と思う部分はきっとお父さん、お母さんも感じられると思うのです。

そうなるためには、家族みんなでプラスイメージを持つことです。あまり悪いことは、お互いに考えるのはやめて、今できることに集中する。

もちろん注意することは必要なのだけれど、本人がへこむようなやり方をしない。

これをこう変えれば、うまくいくかもしれない、と考えさせるように仕向けていくことでしょう。

この2つの要素が身に付いて、そのままずっと本人の長所になってくれれば、実はたとえ合格せずとも、なかなか素晴らしい資質を持つことになるのです。

もちろん合格してほしいが、この2つ、この数カ月で子どもたちが身に付けられるように、ぜひ工夫していきましょう。


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