月別アーカイブ: 2017年10月

余分な問題をやる時間はない

ここまで過去問をがんばってくると、だいたい学校が出題するレベルというのは子どもながらにわかってきます。

そうすると、例えば塾のプリントなんかで、できない問題があったとしても

「こんな難しい問題は出ないな。」

と本人が感じる場合もあるでしょう。

そういう問題に時間をかける必要はありません。本来ならば、塾が問題を出すところで切り分けられていないといけないのだが、それでも時々難しい問題が混ざっていることはあるものです。

だから、それは本人にそろそろ任せてもいいと私は思います。

もちろん、親が切り分けてあげてもいい。

一番いけないのは杓子定規に

「塾でやったのだから、わかっていないといけない」

と考えることでしょう。

それぞれの学校ではそれぞれどういう子どもたちを入学させたいか、ということを考えて入試問題を作成します。したがって、偏差値的に難しい学校の入試問題はすべて難しいわけではありません。

基本がきっちりできていないといけない、と考える学校はそういう問題も出すわけで、したがって入試問題をやり慣れていけば、その学校の出題レベルというのは、子どもでもわかります。

残りの時間はわずかなので、余分な問題をやる時間はありません。


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量よりも

6年生はこの時期、ずいぶんたくさんの問題を解いているように思うのです。過去問もやるし、塾でも演習のプリントが渡されて、問題を解いている。以前のように新しい事項を勉強するのとは違います。演習形式だから解く問題数は明らかに増えているはずです。

でも成績が伸び悩む子がいます。やはり量が足りないのか? いいえ、むしろ質が足りないのでしょう。終わらなければいけない、ばっかりになっていると「本当にわかっているのか?」ということが軽視されてくる。だから言葉は悪いが「ざるで水をすくっている」状態になるのです。

算数などは確かに問題を解くことによって、経験値が上がるでしょう。いろいろな問題に対応することができるようになる。ただ、すべてのパターンを網羅する、ということはできないのです。ある程度、経験値は増えていなければならないが、やはり、その場で問題文を読み取り、しっかり考えて、解法を探し、答えを書くという一連の作業ができないといけないわけです。そのための力を養うのであって、過去のデータベースから似たような問題を思い起こして、あれと同じパターンだといって解くはずはないのです。

だから持っているデータを増やすのではない。むしろ、その場の対応を練習しているわけだから、一問一問の解き方にポイントがあるのです。ところが問題の量を増やすと、その焦点がぼけてくるので、対応力がつかない。だから成績が伸びないのです。

たくさん勉強しているのに、成績が上がらないとしたら、それはひとつひとつの精度が上がっていないと見るべきでしょう。だから問題数は減らした方が良い。むしろ、本当にわかっているのかを確認することが大事です。3000問解いたところで、合格するとは限らない。逆に300問で充分に力がつくことはありえるのですから。


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答えが出たと思ったら

算数の問題を解いていて、最後に間違える子、というのがいます。

横で見ていると、ちゃんと気づくべきところに気づき、そこから論理的に考えて、式も無事書き終えた。

本人としても、これで答えが出るだろうと思っている。そして見事に割り切れた。

ところが…

最後にもうひとつ詰めが必要だったりするのです。

今出たのは原価。求めるのは定価だったり。

今出たのは太郎君の時速。求めるのはAB間の流れの速さだったり。

ところが割り切れた瞬間に、もう合っているという確信があるから、つい答えを書いちゃったりする。

しかし、それで○をもらえる学校はそう多くはないのです。(記述式の学校なら、多少考えてくれるかもしれませんが。)

途中まで合っていても、正解を書いていなければ得点にはならない。

だから、しっかり最後のツメを過たないようにする練習をしましょう。

私が子どもたちに繰り返し言うチェック項目は

「答えが出たと思ったら、もう一度問題文を読む」

です。


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