月別アーカイブ: 2014年4月

第133回 記述問題は面倒だ

■ 最近国語の読解問題で記述で答えを書く問題が増えました。文を答えると言っても、「あてはまる部分を書きぬきなさい」はあてはまりません。「文中のことばを使って答えなさい」「自分のことばで答えなさい」という形式。つまり、作文で答える問題といいます。

■ これは絶対に面倒です。アと答えればいいものを二十字とはいえ作文を書くということは、作業として手間がかかる。まず考えないといけないし、表現が正しいかも確認しなきゃいけないし、二十字越えたら、また書き直さないといけないし。

■ だからやらないのです。子どもたちの答案を見ても、最初のうちはまず空いている。「どうしたの?」と問われて「面倒!」と答えるわけにはいかないから、「わからなかった」というだけの話。でも選択肢の問題は答えられているわけだから、まあ、時間がかかるから後にしよう、でそのまま空欄になってしまうことが多いのです。

■ よく記述問題の適性、というような模擬試験がありますが、そんな適性はすぐ変わる。例えばすべての問題が記述であっても、そこにどうしても入りたいと思えば、練習するし、割と書けるようにはなるのです。ただ面倒だからやらない、というのは何とか克服した方が良い。

■ 私は良く国語の問題で「空白を残さない」ように指導します。「書かない」でテストを出したら、書くまで終わらせない。「え?やるの?」「そう、終わったら帰っていいよ」

■ で、最後まで書けない子なんていません。帰らないといけない、と思ったら絶対に書く。「できるじゃない?」「え、まあ」

■ だからわからなくてできないんじゃなくて、「面倒だからやらない」ということがその理由であることを知っておいた方が良いでしょう。もちろん、中には本当に書けない、という子もいますが、それも練習をすれば書けるようになる。結局は実際にやっていくうちにできるのですから、記述は適正ではなく「やる気」で決まるのだと思って間違いないでしょう。

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数の性質に関する問題

2014年武蔵中学の問題です。


図のように、半径1cmの円の周を6等分する位置に1から6までの番号がついています。Aを7以上100以下の整数とします。Aの6位かの約数の位置に点を打ちます。3つ以上点が打たれたときは、これらを順に結んで多角形を作ります。例えば、A=7、A=8、A=9、A=12のときは図1のようになります。

図1

次の問いに答えなさい。

(1)図2となるようなAはありません。その理由を答えなさい。
図2

(2)図3となるようなAをすべて求めなさい。
図3

(3)打たれた点が1つだけとなるAのうち、素数でないものをすべて求めなさい。

(4)できた多角形の面積が、1辺の長さ1cmの正三角形の面積の3倍に等しくなるようなAをすべて求めなさい。


(1)図2では約数の中に1、2、3、5が入っています。しかし2と3が約数になれば、6も約数でなければなりませんが、これは6が約数になっていないので、このような図形はありません。

【答え】2と3が約数であれば、6も必ず約数になるから。

(2)1、2、4、5が約数で、3は約数ではありません。
一番小さい数は20です。7以上100以下の整数で20の倍数は、20、40、60、80、100ですが、60は当てはまりません。
【答え】20、40、80、100

(3)7以上の素数は1以外に点が付きません。ということは7以上の素数の積でできた数は素数ではなく、また1以外には点がつかないことになります。
7以上の素数は7、11、13・・・となりますが、積が100以下でなければならないので、
7×7、7×11、7×13の3つになります。
【答え】49、77、91

(4)1は必ず通ります。五角形以上になると、正三角形の3倍以上になるので、四角形か三角形になります。
1辺が1cmの正三角形の3倍の図形は以下の通りになります。

このうちイは2と3があれば6も入らなければならないので不適。
ウは6が入っていて3が入らないことはないので不適。
オは4が入っていて2が入らないことはないので不適。

結局ア、エ、ということになります。

アは15の倍数になり、偶数ではないので、15、45、75
エは6の倍数で、4、5の倍数ではないので、18、42、54、66、78

【答え】15、18、42、45、54、66、75、78

「映像教材、これでわかる数の問題」(田中貴)

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月謝が変わる塾

「ゴールデンウィークは塾はお休み?じゃあ、月謝はどうなるの?」

という疑問を持たれる方が多いかもしれません。でも、多くの塾では月謝は毎月同じ金額になっていることが多い。だから当然、クレームが来る。

「授業をしないなら、月謝は安くすべきだ。」

で、こういうクレームは過去にもたくさんあったので、ちゃんと塾では理論武装しています。入会約款という細かい字がいっぱい書いてある書類。

これには、「費用は年間の平常授業回数を8月を除く授業回数で割った均等金額を申し受けます。」みたいな感じでかかれている。つまり。4週間授業をするときもあれば、5週間授業があるときもある。それを全部ならして毎月定額にしているんだ、ということを言いたい。まあ、1年間通えばそういうことにはなるわけですが、しかし、途中から入会したりゴールデンウィークのときはやはり釈然としない。

通常授業はないのに、じゃあ、どうして特別授業は別料金であるのか?

まあ、そういうことは毎年クレームとしてある。じゃあ、もうこうしよう、ということで、毎月月謝の金額を変える塾があります。

今月は4週だから、今月は3週だから。

これだとお互いにさっぱりしていいが、しかし、毎月金額が変わるので、引き落としができないという場合も出てくる。

「じゃあ、請求書を立てよう」
というので、月謝の前に請求書を送ることになる。

ということで、どんどん塾の管理システムは複雑化していくわけですが、結局総額は同じ、という話であっても、こちらの方がやはりご家庭にはわかりやすく、好評のようです。

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