月別アーカイブ: 2014年3月

なぜ「できなくなる」のか。

勉強が挫折する一番の原因、それは「できない」です。

「できる」が積み重なっていく分には、やる方もおもしろいし、またほめられもするから楽しい。楽しいからまたやる、という循環になります。

しかし、できないと、おもしろくない。おもしろくないし、「まだできないの?」と言われてしまうから、自信ができない。自信ができないから、やりたくない。という悪循環になる。

この最初の違いは「できない」です。

「できない」を何としても「できる」に変える必要がある。ただ、たくさんやることがあるから、全部を同時にできるようにすることは不可能です。だから、子どもたちは自信を失いやすい。

良く保護者会で
「今は、算数さえできていれば問題はない。」
というようなお話をしていました。

しかし、それはウチの塾には組み分けテストがなかったからです。だったら、まあ、理科とか社会とかできなくても、あまり気にならない。逆にできることだけスポットライトが当たっているから子どもたちの自信はつきやすかった。

今のシステムはそうではありません。

「全部できないといけない」という圧迫感が子どもたちを覆っているところがあって、そんなに器用に立ち回れないから、自信を失いやすいのです。で、しかも、算数だけやっていても、クラスは総合点で決まるから、算数ができても「やさしいこと」しか教えてもらえなくなり、「得意だ」と思っていたことが「できない」に変ってしまうところもある。

そういうシステムに勝ち残れる子どもたちだけが、成績を伸ばしているに過ぎないのです。逆に言えば、ウチの子がそうでない、とわかったら別の方法を考えていかないといけない。

最近になって「合格者の成績が伸びない」と学校の先生から聞かされることが多くなりました。受験率の問題ももちろんあるのだけれど、どうも、こういう一辺倒なシステムのために、子どもたちの力が伸びきれていない、という可能性があると私は思っています。

だから、よくよくお子さんの勉強の仕方というものをいっしょに考えてあげてください。これは、本人だけで解決するのは不可能だし、そういう塾の先生はそういうシステムでの伸ばし方しかある意味できませんから、親が考えるしかないのです。

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この部活をやるんだ!

志望校選びにあたって、私はクラブ活動の状況を調べることは大事だと思うのです。

以前、ある学校の囲碁部に入りたいといって中学受験を始めた子がいましたし、家から通える範囲で室内プールを持つ学校がない、ということで受験を止めた子がいました。

「え?」と思われるかもしれませんが、例えばプールの子はスイミングを続けるにあたって冬でもしっかり泳ぎ込めるような環境を求めて私学を探していた、ということなのです。公立にはそういう学校はありません。で、残念ながらなかったので、それならばスイミングクラブを中心に活動を続けるしかない、ということで中学受験は止めたということになったわけです。

どうしてもラグビーをやりたい、という子もいました。だから、ラグビー部のある学校しか受けない。ラグビー部がある学校はやはり限られるから、当然、選択肢は少ないがそれでも希望通りの学校に合格していきました。

昨日、「居場所を見つける」というお話をしましたが、学校は塾ではありません。いろいろな面で成長させてもらえるところであり、また自分がやりたいことがあることが受験の大きな励みになるわけで、そういう部活動をしっかり調べておく、ということは大事なことです。

例えばオーケストラというのもなかなか難しい話ではあるのです。別にプロになるわけではないが、オーケストラの一員として活動を続けていきたいと思うと、じゃあ、そういう学校はあるのか?と調べるとやはり多くはない。最近は各校ともホームページを充実して情報を出してくれていますが、それぞれの部活動のコンサートの情報も出てくるようになりました。

こういうのはいい機会だから、ぜひ出席されると良いと思うのです。

「この部活をやるんだ!」ということが、子どもたちにはやはり大きなエンジンになる。そういうものがあれば、さらに学校生活が楽しくなるだろうから、ぜひ調べて将来の夢を考えてもらってください。

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水溶液の問題

2014年 浦和明の星の問題です。


金属A、B、Cと、水溶液a、b、cがあります。10mLの水溶液aと20mLの水溶液bを混ぜると、30mLの水溶液cになることがわかっています。また、金属A、B、Cの種類は、アルミニウム、鉄、銅のいずれかであることがわかっています。
水溶液の性質をリトマス紙で調べてみると、水溶液aは、赤色リトマス紙を青色に変え、水溶液bは、青色リトマス紙を赤色に変えました。水溶液cは、青色、赤色のどちらのリトマス紙の色も変えませんでした。
また、30mLの水溶液cから水を完全に蒸発させると、図1のような固体(図は拡大したもの)が1g得られました。

問1 水溶液a、bにあてはまる組み合わせを選び、ア~カで答えなさい。

問2 次に示すようにして水溶液aと水溶液bを混ぜてできる液について、リトマス紙で調べた結果として正しいものはどれですか。すべて選びア~カで答えなさい。

ア 10mLの水溶液aを水でうすめて20mLにしたものに、10mLの水溶液bを混ぜた液は、青色リトマス紙を赤色に変える。
イ 10mLの水溶液aを水でうすめて20mLにしたものに、10mLの水溶液bを混ぜた液は、赤色リトマス紙を青色に変える。
ウ 10mLの水溶液aに10mLの水溶液bを水でうすめて30mLにしたものは、青色リトマス紙を赤色に変える。
エ 10mLの水溶液aを水でうすめて20mLにしたものに、10mLの水溶液bを水でうすめて30mLにしたものを混ぜた液は、青色リトマス紙を赤色に変える。
オ 5mLの水溶液aに10mLの水溶液bを混ぜた液は、青色リトマス紙の色も赤色リトマス紙の色も変化させない。
カ 5mLの水溶液aに15mLの水溶液bを混ぜた液は、赤色リトマス紙を青色に変える。

問3 15mLの水溶液aに、45mLの水溶液bを混ぜた液から、水を完全に蒸発させると、図1の固体は何g得られますか。

問4 金属A、B、Cの中で電気を最も良く通すのは、金属Cでした。また、磁石につくのは金属Bだけでした。同じ重さの金属A、B、Cを用意して、それぞれの体積をはかると、金属Aは3.7cm3、金属Bは1.3cm3、金属Cは1.1cm3でした。
金属A、B、Cの種類は何であると考えられますか。最も適当なものを選び、ア~カで答えなさい。

問5 水溶液a、水溶液bをそれぞれ3本の試験管に取り、その水溶液の中に金属A、金属B、金属Cを入れて様子を観察しました。このときにみられることがらについて、もっとも適当なものを選び、ア~カで答えなさい。

ア 水溶液aに金属Aを入れると、水素が発生した。
イ 水溶液bに金属Aを入れると、酸素が発生した。
ウ 水溶液aに金属Bを入れると、水素が発生した。
エ 水溶液bに金属Bを入れると、酸素が発生した。
オ 水溶液aに金属Cを入れると、水素が発生した。
カ 水溶液bに金属Cを入れると、酸素が発生した。


(解説と解答)
問1
aはアルカリ性、bは酸性、cは中性です。また結晶の形からcは食塩水ですから、
aが水酸化ナトリウム水溶液、bが塩酸になるのでイになります。

問2
中和はa:b=1:2で起こります。
アはbが足りないので、アルカリ性ですから×。
イもbが足りないので、アルカリ性ですから○。
ウもbが足りないので、アルカリ性ですから×。
エもbが足りないので、アルカリ性ですから×。
オは中和するので○。
カはaが足りないので酸性ですから、×。
【答え】
イ、オ

問3
a15mLとb30mLが中和するので、1.5倍ですから、1.5g
【答え】
1.5g

問4
磁石につくのは鉄ですからBが鉄。電気を一番通すのは銅ですからC、アルミニウムがAとなります。
アルミニウムが一番軽くなります。
【答え】

問5
反応するのは塩酸と鉄、塩酸とアルミニウム、水酸化ナトリウム水溶液とアルミニウムの3つです。
このときすべて水素が出ます。
【答え】


「映像教材、これでわかる水溶液」(田中貴)

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