月別アーカイブ: 2013年8月

僕は家で勉強したい

過去問をやったり、暗記テキストを覚えたり、テーマを復習したり、このお盆休みに家で勉強する習慣がついてくると

「僕は家で勉強したい」

と言い出す子がたまにいます。今まで塾で指示された通りにやってきたが、しかし、わかることも多かったり、できることを何回も繰り返させられたりするうちに、自分で勉強したいと思うようになる。また、実際に自分で勉強するコツを覚えて、それでわかるようになると、こちらの方が効率が良いと思うこともあるでしょう。

これ自体は実は自然なことだと思います。最近の塾はやることが定型化されているから、自分で創意工夫がやりずらいところがある。だったら、自分でやった方が良いと思うのは当たり前だし、それを否定する必要はありません。

ただ、一方で、そのまま半年行けるか?というところもあるでしょう。例えば学校別の対策をどうしていくか。成績が下がってきたときにどうするか。相談したり、別の方法を考えてくれる専門家はやはり身近にいた方がいいことは間違いありません。

ですから、上手にバランスをとってあげるのがいい。つまり、良いとこ取りをしてしまうことです。

塾に行く日数を減らしてもいいし、ある講習会はお休みしてもいいかもしれない。もちろん、費用はかかるかもしれません。部分的に受講できるシステムの塾は非常に少なくなりましたから、費用は削れないかもしれないが、それでも時間をロスするよりは良いと思った方が良いでしょう。

そのためにはやはり、家庭がイニシャティブをとることが必要です。塾の先生とも相談しつつ、しかし、家庭学習の時間もしっかり確保するためには、先生とじっくり話をしておく必要があるかもしれません。別にほかの塾に移るということでなければ、しっかり話をして、秋に向けて良い体制がとれるように工夫してください。

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9月の模擬試験に期待しない

夏休みに結構勉強をがんばっていると、9月の模擬試験はきっと良い成績が取れるだろう、と思いがちです。

子どもも、自分で手ごたえを感じる場合もあるし、実際に勉強したノートを見れば「結構がんばったなあ」と思える分、期待するのが普通なのですが、しかしあまり良い成績にならないことの方が多いと思います。

理由は2つ

1つは勉強が進んで、知識が増えた分、混乱する部分が増えるから。今までは知らなかったことを、ある程度は覚えるようになります。しかし、もちろん完全ではない。だから、逆に間違えが増える。本人の勘違いもあるし、不確かな記憶の場合もあるでしょう。したがって迷う部分が増えるから、かえって間違えたりする。

もうひとつはミス。これは、勉強すれば最初はミスが増えます。あとからやり直せばできることが多いが、試験中には気づかない。またミスを発見する方法を身に付けていないので、見つからない。したがって本人は「できた」と思った問題ができていなかったりするのです。

で、これらのことは、模擬試験を重ね、かつ過去問をやりこみ、復習をしていく段階でどんどん変わってくる。だから9月に成績が悪くてもあまり問題ではないが、やはり夏にお金も時間もかけて勉強させた分、親の方がかっかりしがちです。

だから最初から期待しない。夏休みにがんばった、のは確実にやがて成果となる日が来ます。ただ、それが9月である必要はない。そう、入試の日にそれが出ればいいのだから、悪い成績が帰ってきても「がっかりした様子」を見せないことです。それよりは、よくがんばったことをほめてあげてください。

それを見つけてあげることが9月の試験では一番大事なことだと思います。

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第96回 自ら努力する力

■ これから受験準備は後半戦に入るわけですが、ここからはやはり個別の課題が多くなる分、それを自ら解決していく、ていねいな勉強を続けていく姿勢が必要になります。

■ しかし、子どもによってはなかなかそうならない場合もあるので、家庭教師を頼んだり、個別指導にやったり、お父さん、お母さんが横について勉強させたり、ということで何とか合格ラインにひっぱりあげる場合があるかもしれません。まあ、それで何とか滑り込んだ、という子も中にはいるかもしれませんが、先先のことを考えるとそうしない方が良いだろうと思うのです。

■ 中高一貫校に進むと同質化が進みます。つまり、入試を越えてこれるレベルの子どもたちが集まるわけだから、その差は僅差になるわけです。すると、その後の努力の差がすぐに成績に現れる。

■ これが結構こたえます。本人は合格して喜んだだろうが、しかし、数カ月後には授業がわからない、できないからまわりに馬鹿にされ始める、なんで入試に通ったんだ?などという陰口も聞こえたりするかもしれない。

■ そうなると、学校に行きたくなくなる。勉強もあまりしたくなくなる。というので、思い描いていた生活とはほど遠い状態になってしまうのです。自分で努力できるのであれば、多少遊んだにしても、全部遊びに回ることはあまりない。そこそこついていこう、ぐらいには思うものですが、あまり自分からやってこなかった子はここでしっぺ返しを受ける。

■ だから何とか入れてやろう、などと思ってはいけない。かえって先先、もっと困ることになりえる。先に失敗して後から成功すればいい、と思った方が子どもの将来にはプラスでしょう。

■ 後半戦は子どもが自分で勉強する力での勝負だと思ってください。それがなくて入るのはかなりしんどい状態になりえます。子どもが持つ力で入れなければ、やり直した方が良い。心留めておかれると良いかと思います。

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