月別アーカイブ: 2013年6月

プチ・サンデーショック

2014年の2月2日が日曜日になるので、キリスト教系の学校では入試日の日程が変更になります。

2月2日だからプチ・サンデーショックとかミニサンデーショックとかいうのですが、入試日だけが変更になるのではなく、発表も変更になる。

女子学院は2014年の入試の合格発表を2月2日に行わず、2月3日に行うと発表しました。

これまでは2月2日だったのが、2月3日になる。ということは、どういうことか?2月2日に合否がわかるので、2月3日の学校を結果によって選ぶことができたのが、それができなくなる、ということなので、まあ、3日の学校選びが難しくなるのでしょう。

プチ・サンデーショックは入試日の変更ばかりでなく、発表や手続きにも影響が出ます。これから進学ガイドが出版されますが、これらのデータは2013年の募集要項によって編集されています。

ですから、この女子学院の変更は掲載されていません。出版時期が今なので、これはどうしようもないことですが、必ずホームページで募集要項の変更がないかは確かめてください。

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数の性質ー素因数分解

今週は素因数分解について説明しましょう。

素数というのは、1とその数以外に約数を持たない整数のことをいいます。1は素数ではありません。1から10までの整数の中で素数は2、3、5、7の4つになります。

整数を考えるとき、その整数をいくつかの素数の積に分解することを素因数分解といいます。小学生はまだ累乗は勉強しませんから、ただ横に並べて書くだけですが、例えば24という整数は
2×2×2×3と分解することができます。つまり、24は2が3つと3が1つ掛け合わされてできた整数だと言えるのです。この素因数分解を使って、いろいろな入試問題が作られていますが、まず基本的なところからご紹介しましょう。

(例題1)
200という整数には何個の約数がありますか。

(解説と解答)
約数が何個あるか、は素因数分解を使って解くことができます。
200を素因数分解すると2×2×2×5×5になります。200の約数はこのどれかをつかってできています。例えば4は200の約数ですが2×2と2を2つ使ってできているのです。素因数分解すると2は3つ、5は2つありますから、2の使い方は「使わない」という場合を含めて4通りの使い方があります。一方5は2個ありますから、「使わない」という場合を含めて3通りの使い方があります。したがって約数は4×3=12個になるのです。2も5も使わないのが1になります。

では正しいか確かめてみましょう。200の約数を1から小さい順に書き出してみましょう。

1、2、4、5、8、10、20、25、40、50、100、200と12個になりました。

このようなやり方で約数の個数を求めることができます。
(答え)12個

(例題2)
2つの整数AとBがあります、AとBの最大公約数は24、AとBの最小公倍数は144です。AがBよりも大きい時、Aはいくつですか。

(解説と解答)
AとBの最大公約数が24ですから、A=24×a B=24×bと置くことができます。 このときaとbには公約数が1以外にはありません。もし1以外の公約数があれば、24は最大公約数にはならないからです。
このようにお互いに1以外に約数がない関係のことを「互いに素」といいます。

AとBの最小公倍数が144ですから144=24×a×bと置くことができるので、a×b=6 になります。a>bですから(a,b)=(6,1)か(3,2)になります。したがってAは24×6=144か24×3=72になります。

(答え)144、72

(例題3)
1×2×3×・・・×100の積を3で繰り返し割っていきます。何回割り切ることができますか。

(解説と解答)
1×2×3×・・・×100を素因数分解したとき、3が何個でてくるか?という問題です。その個数分だけ3で割り切れることになります。

1~100までに3の倍数は100÷3=33・・・1より33個あります。3×3=9ですから、最初の3は数えていますが、うしろの3は数えていません。1~100までに9の倍数は100÷9=11・・・1ですからあと11個増えます。

3×3×3=27で最初の2つは3の倍数、9の倍数で数えましたが、最後の3は数えていません。100÷27=3・・・19よりあと3個増えます。

最後に3×3×3×3=81があります。100÷81=1・・・19であと1個増えるので、合計は33+11+3+1=48個あるので、48回割り切れることになります。

(答え)48個

(例題4)
1×2×3×・・・×40までの積は1の位から何個0が続きますか。

(解説と解答)
この問題は良く入試で見かける問題でしょう。1の位に0がつくというのは10倍された、ということです。10を素因数分解すると2×5=10ですから1×2×3×・・・×40を素因数分解したときに5が何個あるかを調べれば良いことになります。(2の数は5の数より多いので、5の数の分だけ1の位から0が続くのです。)

40÷5=8 5×5=25ですから、最初の5は数えていますが、後ろの5は数えていませんので40÷25=1・・・15より全部で8+1=9個あるので9個0が続きます。

(答え)9個

(例題5)
1から50までの整数が書かれている50枚のカードがあります。裏には何も書かれていません。1番から50番までのゼッケンをつけた生徒50人がいます。1番の生徒はすべてのカードを裏返しました。数字が表になっているカードは1枚もありません。次に2番の生徒が2の倍数のカードをすべて表にします。次に3番の生徒が3の倍数のカードを裏になっているのは、表に、表になっているのは裏に、していきます。同様に4番の生徒は4の倍数、5番の生徒は5の倍数、とずっと続けていき、最後に50番の生徒まで同じ作業をしました。作業が終わったとき、カードが裏になっている番号をすべて答えなさい。

(解説と解答)
1番が全部裏返した後、1は誰も作業をしないので裏のままです。2番が2の倍数を表にします。その後2は一度も触られないので、2は表のままです。3は3番が表にした後、一度も作業されないので表のままです。4は2番が表にした後、今度は4番が裏にします。その後はだれも作業をしないので、4は最後まで裏です。

この違いを考えると、約数の個数であることに気が付きます。2は約数が1と2、3は約数が1と3と偶数個あるので、カードは表になります。しかし、4は約数が1、2、4と奇数個あるので、裏になるのです。

したがって1から50までに約数が奇数個ある数は何かを考えれば良いことになります。4が奇数個になった理由は2×2=4であったからです。つまり同じ数を2回かけてできる整数は約数が奇数個になるのです。

その整数は2×2=4、3×3=9、4×4=16、5×5=25 6×6=36 7×7=49と1が裏でおわります。

(答え)1、4、9、16、25、36、49

最近は数の性質の問題が増えてきて、素因数分解が使われることが多くなりました。平方根は中学校の範囲の問題ですが、答えが整数であればA×A=324も素因数分解でAを求めることができます。

324=2×2×3×3×3×3=18×18と組み立てることができるのでAは18だとわかるのです。

したがって素因数分解を柔軟に使えるようにしておくことが大切です。

以下のプリントもお役立ていただければと思います。


算数オンライン塾 数の性質

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溶解度の問題

平成21年、聖光学院の問題です。


粉末状のホウ酸と食塩と鉄を、それぞれ20gずつ混ぜ合わせました。この混合物を使って、実験1~実験4を行いました。下の表は、水100gに溶けるホウ酸と食塩の重さと温度の関係を示しています。また、ホウ酸と食塩が水に溶ける重さは、他のものが溶けていても変わらないものとします。これらの実験について、あとの(1)~(4)の問いに答えなさい。

[実験1]60gの混合物を20℃の水100gに加え、よくかき混ぜました。そして、ろ過し、ろ液とろ紙上に残ったものに分けました。

[実験2]実験1のろ紙上のものをすべて80℃の水100gに加え、よくかき混ぜました。そして、ろ過し、ろ液とろ紙上のものに分けました。

[実験3]実験1のろ液を熱して、水を50g蒸発させたあと、溶液の温度を60℃にしました。そして、ろ過し、ろ液とろ紙上のものに分けました。

[実験4]実験2のろ液を40℃にしました。そして、ろ過し、ろ液とろ紙上のものに分けました。

(1)実験1で、ろ紙状のものは何ですか。次の(ア)~(キ)の中から1つ選び、記号で答えなさい。

(ア)ホウ酸 (イ)食塩 (ウ)鉄 (エ)ホウ酸と食塩 (オ)ホウ酸と鉄
(カ)食塩と鉄 (キ)ホウ酸と食塩と鉄

(2)実験2でろ液に溶けているものの重さは何gですか。

(3)実験3でろ紙上のものの重さは何gですか。

(4)実験4でろ液に溶けているものは何ですか。次の(ア)~(キ)の中から1つ選び、記号で答えなさい。

(ア)ホウ酸 (イ)食塩 (ウ)鉄 (エ)ホウ酸と食塩 (オ)ホウ酸と鉄
(カ)食塩と鉄 (キ)ホウ酸と食塩と鉄


(1)20℃の水100gにホウ酸は4.9g溶けるので、20-14.9=15.1gは溶け残ります。食塩は35.8g溶けるので、20gは全部溶けてしまいます。
鉄は水には溶けませんから、ろ紙に残るのは鉄とホウ酸です。
(答え)オ

(2)80℃の水100gにホウ酸15.1gと鉄を入れれば、鉄はまたろ紙に残りますが、ホウ酸は全部溶けています。
(答え)15.1g

(3)実験1の段階では水100gに対してホウ酸が4.9g、食塩は20g溶けています。
これを水50gにして、温度が60℃ですから、ホウ酸は14.9÷2=7.45g 食塩は37.1÷2=18.55g 溶けるので、ホウ酸は全部溶けますが、食塩は
20-18.55=1.45g溶け残ります。
(答え)1.45g

(4)実験2のろ液にはホウ酸が15.1g溶けています。これを40℃にするので、ホウ酸は8.9gしか溶けません。したがってホウ酸は溶け残りますが、ろ液にも溶けています。
(答え)ア


「映像教材、これでわかる水溶液」(田中貴)

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