月別アーカイブ: 2013年3月

炭酸水に関する問題

2013年麻布中学の問題です。


 炭酸水にどれくらいの気体が溶けているのかを調べるために、以下の実験を行いました。なお、気体にも重さがあり、固体が気体になっても、気体全体の重さは固体だったときと変化はありません。また、炭酸水と純水(何も溶けていない水)で、蒸発する水の量に差はないものとします。
 1Lの炭酸水をビーカーに静かに入れたものと、1Lの純水をビーカーに入れたものの重さをそれぞれ測りました。そしてこの二つを十分な時間放置して、再び重さを測ると、結果は下の表のようになりました。

また、このとき放置した炭酸水で、赤色リトマス紙と青色リトマス紙の色の変化を調べたところ、純水と同じようにどちらも変化はありませんでした。

 次に、空気をぬいたビニールぶくろに1gのドライアイスを入れて密閉し、室温になるまで放置するとドライアイスがなくなり、ビニールぶくろが少しふくらみました。その体積を測ると0.56Lでした。この実験から、放置する前の炭酸水には室温で何Lの気体が溶けていることがわかりますか。答えは小数第2位を四捨五入して第1位まで求めなさい。


純水は1209.3gだったのものが1207.3gになっているので2.0g減少しています。これが水の蒸発量と考えられます。

炭酸水は1214.8gから1208.0gになっているので6.8g減少しています。これは水の蒸発量と二酸化炭素が抜けた量と考えられます。赤リトマス紙も青リトマス紙も反応していませんから、二酸化炭素はすべて抜けたと考えられるので、このとき溶けていた二酸化炭素の重さは6.8-2.0=4.8gになります。

つまり1Lの炭酸水には4.8gの二酸化炭素が溶けていたと考えられます。

ドライアイスは二酸化炭素を固体にしたものですから、1gの二酸化炭素も体積は0.56Lでした。したがって4.8gの二酸化炭素は0.56×4.8=2.688≒2.7Lと求めることができます。

(答え)2.7L


「映像教材、これでわかる水溶液」(田中貴)
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科目のバランス

子どもたちの成績を見ると、教科のバランスがある程度取れている子もいれば、そうでない子もいます。

例えば算数はできるが、社会ができない。あるいは国語はできるが理科はだめ。そういうバランスの悪い子は得てして、今の組み分けテストでは上に上がっていけない。どうしても順位は総合点でつくので、何かが足を引っ張る、ということになるわけでしょう。ただ、それはよく考えてみれば良い教科が支えている、という面もあるのです。

その良い教科がなかったらもっとひどくなる、ということなのでやはり良い教科がある、ということは子どもの自信を支えます。だから、成績を伸ばすには、まず得意な教科を先に伸ばす方が良いのです。

科目的なバランスをつい、考えがちになるが、今の時期は特に「自信のない教科」が「嫌いな教科」になりやすい。それに時間を取っても、なかなかできないから、かえってより嫌いになる、あるいはさらに自信を無くす、というのがあるのです。

それよりは先に好きな教科を伸ばす。そして6年生の後半になったら、今度は意を決して「自信のない教科」に転ずるのです。少なくも、得意な教科があれば、「勉強してできるようになる」という実績は持っているわけだから、あとは覚悟の問題になるわけで、これは試験が近づいてきていよいよ「これをやらないと仕方がない」ということでがんばる方が良いと私は思います。

で、それをやるとさすがに少しずつ点数は上がってくるわけで、それは6年生の後半右肩上がりになってくる要素の一つになるから、子どもたちも勉強のし甲斐がでてくる。

だから、今はあまり科目のバランスを取ろうと思わず、まずは一点突破してください。

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条件を整理する問題

2013年 女子学院の問題です。


図のような矢の的があります。

A、B、C、D、E、Fの6人が2回ずつ矢を射って、2回の合計を得点とします。 6人の得点の平均は小数第2位を四捨五入すると8.2点で、A、C、Fの3人の得点の平均はちょうど12点でした。またFの得点はBの得点より4点多く、EとFは1回ずつ的を外しました。

D、Eの平均は何点ですか。


点数の合計は整数なので、小数第2位を四捨五入して8.2点ですから8.15より大きく8.25未満になります。
この範囲で6倍して整数になるのは49点ですから、6人の合計は49点です。

AとCとFの平均は12点ですから12×3=36点になるのでBとDとEの合計は49-36=13点です。Eは1回外しているので合計5回の点数が13点ですから
5点が2回と1点が3回だとわかります。

同様にFも1回外していますからA2回、C2回、F1回の合計点が36点です。これは10点が3回、5点が1回、1点が1回とわかります。

Fは1回でBよりも4点多いので、Fが5点だとBは1点になり、これは条件に反します。したがってF=10点 B=6点で、Bは1点と5点。

したがってDとEの合計点は13-5-1=7点ですから平均は7÷2=3.5点になります。

(答え)3.5点

「映像教材、これでわかる数の問題」(田中貴)

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