月別アーカイブ: 2012年12月

複数回受験で学校が変わる

以前は複数回受験をする学校はあまり多くはなかったと思います。しかし、今は1回で入試を終える学校の方が少ないでしょう。

回数を多くし、受験機会を増やすことで、なるべく優秀な層を集めたいという意図があるわけですが、一方で一回の受験の定員が減るために、試験の偏差値は上がります。

例えば1回だけの試験で120名取っていた学校が60名を2回にすることによって、偏差値は上がることが多い。それだけ難しいと思ってもらえれば、これは逆に受験生を集めることができたので、多くの学校がこのシステムを採用してきました。

ある名門の女子校がありました。伝統校で、まあお嬢様学校的な見られ方をしていた。しかし、ある一定の評価以上に学校は上がっていかない。その学校は2月1日の入試だけだったので、いろいろ議論をした結果として2月3日に2回目の入試を行うことにしました。

ただ、これには反対論もあった。ひとつには、入試の作業が増える。まあ、2回やれば当然、2回分の問題は作らないといけないし、学校も休みにしないといけない。さらに、根強い反対としてあったのが、「第一志望でない子が入学する可能性が増える。」ということでした。

それまで1日だけで入試を行っていたので、第一志望の子がほとんどだったそうですが、2回目は3日ということもあり、2月1日に他の学校を受験してきた子どもたちが受験するようになる。そうすると第一志望ではない子が来る可能性があるので、学校の雰囲気が変わる可能性がある。これはあまり良いことではないのではないか?

当時の議論の結果としては、それでも学校を活性化させたいという狙いの方が強かったために、この3日入試は実施されました。

結果として、完全に二層の学校の構造になったそうです。1日組と3日組に分かれる。1日組は以前と変わらず、比較的のんびりとした層。3日組は、やはり次の大学受験を狙って「がんばる」層。学校の狙いとしては3日組が1日組に与える影響が、また活性化のもとになると考えていたようですし、多少なりともその効果があったという意見もあります。一方で、「やはり学校の雰囲気が変わってしまった」と感じられる先生やOGはおられるようです。

現在までのところ、この入試制度は変わっていないので、それでも学校にとってはこの入試改革はプラスになったと考えられていると思います。

以前、お話を聞いたところで言えば、1日のレベルが充分に上がってきたら、3日は取りやめる、ということのようでしたが、まだそこまではたどり着いていない、ということなのでしょう。

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同じ学校を3回受けるべきなのか?

最近は入試の仕方がいろいろあって、定員を3つにわけて1回目、2回目、3回目と分けている学校があります。午後入試もあったりして、「いったい何回試験があるんだろう」と思ってしまう学校もありますが、なぜ複数回に分けるのか、といえば、なるべく受験機会を多くして、優秀な子が受けやすいようにする、ということでしょう。

しかし、1回の失敗でだめにならないように、何回かチャンスを上げたいと思っているから、複数回の受験を考える学校もあるのです。確かに一発勝負だと、うまくいかない場合もあるかもしれない。だからもう一度受ける、ことができれば、第一志望に行けるチャンスが増えるわけだから、複数回受けた方が良いというのは一般的な考え方です。

学校によっては、補欠の点数繰上げにあたっては複数回受験した生徒を優先するという場合もありますから、まあ2回受験するのは良くあることでしょう。

しかし、3回はどうなのか?

だいたい3回目というのは、もう相当難しくなっている。定員も少ないし、1回目や2回目で合格しなかったのだから、3回目はさすがに無理ではないか?と思われる方が多いかもしれません。

もちろん安全校がなく、公立にも行きたくない、ということであれば、そういうことは言ってられない場合があると思います。ただ、すでに合格校が確保できているならば、3回目を受験するべきだと私は思っています。

なぜか。やはり、僅差の勝負だからでしょう。1回目や2回目で失敗し、なぜか一番難しい3回目で合格した子が何人もいます。1回目と2回目で、練習を積んで、3回目で最後にうまくいったという場合も十分ありえるのです。入試はその試験でできるかどうか、だけで決まります。つまり1回目や2回目に失敗したからといって何のハンデもない。その試験ができればいいだけだから、2回の練習で3回目がうまくいく場合だって十分あるのです。

安全校との兼ね合いがありますが、すでに行く学校があるのであれば、最後のチャンス、思い切り勝負してみても良いのではないかと思います。

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太陽高度に関する問題

2011年早稲田高等学院の問題です。


東経138度、北緯36度に位置する町で、太陽光発電用パネルを設置しようと計画しました。パネルは、太陽の南中時刻に太陽光を直角に受ける角度で設置すると、一番効率よく発電できます。冬至の日に太陽が南中するとき、一番効率よく発電できるパネルの角度を調べる実験をおこないました。次の問いに答えなさい。ただし、地軸は公転面に対して、66.6度かたむいているものとします。

問1 パネルは、水平な地面に対してかたむきを何度にすればよいですか。90度より小さい角度で答えなさい。

問2 夏至の日に同じように実験をした場合、パネルのかたむきは、夏至の日と冬至の日で何度、差がありますか。

問3 実験をした冬至の日、この町の南中時刻と兵庫県明石市での南中時刻には、何分の時間差がありますか。


問1 北緯36度ですから、冬至の日の太陽の南中高度は90-(36+23.4)=30.6度です。

したがって図のように考えればいいので、90-30.6=59.4°になります。

(答え)59.4°

問2 夏至の日の南中高度は90-(36-23.4)=77.4°です。
 90-77.4=12.6°が太陽パネルの傾きですから、59.4-12.6=46.8°

となるわけですが、冬至と夏至の南中高度の差は23.4×2=46.8ですから、太陽光パネルもそれと同じ差になります。

(答え)46.8°

問3 東経138度ですから明石と3度違います。
経度差1度は1440分÷360=4分の時差ですから、3度ですと12分になります。

(答え)12分

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