月別アーカイブ: 2009年11月

第39回 解説をじっくり読む

    過去問をやると、お父さん、お母さんが採点をする、というのはよくあるやり方だと思います。
    さて、できなかった問題。どうしてます?
    直しをして、見込み点が計算できた後、それでもできない問題は、やはり解説を本人が読むべきなのです。
    ところが、この解説をじっくり読むという作業ができていない子が多い。
    確かに解説に拙劣なものもありますが、しかし、概ねプロが書いているのだから、やり方の上手下手はあったとしても解答を導き出す手順は示されている。
    だから、この解説をじっくり読むという作業は、非常に大事なプロセスになります。
    私は子どもから質問を受けると、まず問題を読み、解説を読んでから、答えることが多い。
    たまに、解説よりは効率的な解き方がある場合は、自分の解き方を教えますが、いずれにしても解説は非常に参考になる。
    お父さん、お母さんが教えることも大事だが、私は本人が解説をじっくり読むべきだ、と思いますね。そして、それでもわからなければ、それは捨て問でいいのです。
    自分で解き方をトレースできて、「なるほど、こうやって解くんだ」という発見ができれば、それはそれなりに力になる。
    繰り返しになりますが、数ではありません。何年分、何校やっても、こういうひとつひとつのプロセスをていねいにこなせなければ、あまり意味がないので、ぜひしっかり時間をかけて勉強してください。

第40回 「もうちょっと、やっていく」

    先日、キッズの教室で、お父さんがお迎えに来たにもかかわらず、
    「もうちょっと、やっていく」
    と勉強を続けた3年生がいました。
    「へえ、何をやってるのだろうか」
    と思ったところ、数のパズル計算。
    100マス計算よりはやや、ややこしい計算が必要なパズルなのですが、最後のところで、まだ解けない。
    お父さんは、「じゃ、後からまた来るから」と、買物に出かけられたようです。
    その後「わ、これだ、これ!」
    という叫び声とともに、彼の満身の笑顔がありました。
    指導員が「正解!すごーい。できた!」
    と褒めていましたが、この達成感は子どもの自信になっていくことは間違いありません。
    私は、受験指導の出身ですが、やはり基礎学力はとても重要だと思っています。つまり、文章を読んだり、計算をしたり、ということを毎日、少しずつ練習していくことで、子どもの学力は確実につくし、それは小学校1年生からコツコツ積み上げなければいけない。
    しかし、現在の学童保育ではなかなか、その機会が作れない。
    ここ数年、4年生で生徒を迎えるときの基礎学力の差は一段と大きくなってきていますから、これは個人の家庭学習に大きく依存しているのです。
    ただ、計算問題をたくさん、やらせればいいということではない。おもしろい、楽しい、と思ってもらわないとこういう訓練は続きません。だからパズルにしてみたり、ストップウォッチで時間を計ってみたり、と教室ではゲーム化しているわけですが、結局は、考えることは、おもしろいことだ、という経験をできるだけ、たくさんすることが大事です。
    学習意欲は小さいときから培っていく、ということをぜひご家庭でも実践してください。