月別アーカイブ: 2009年11月

第94回 習ってない!

    2学期から私の教室にやってきた子どもたちを教えていて、ふと、気がついたことがあります。
    それは「効率の良い方法」を習っていない、ということです。
    例えば電気について言えば、小学校では抵抗は習わない。しかし、豆電球の明るさにしても、電熱線の発熱にしても抵抗の概念は必要であり、オームという単位は使わなくとも、抵抗を扱えなければ、計算問題はなかなか納得できない。
    しかし、どうも「習っていない」らしい。
    いや、指導はあったとは思うのですが、どうもうやむやな感じがします。
    算数でもN進法を習わなかった、という子もいましたね。
    中学受験には、やはり受験テクニックというべき解法があります。当然、小学校の指導要領には乗っていない。しかし、指導要領の範囲で考えれば解ける。ただ、それでは面倒なので、こう考える、こうおく。
    食塩水の濃度をてこの原理で解いたり、速さをグラフに描いて、相似形で求めたり、まあ、そういった類のことは、結構あるわけですが、実は、それが十分に習っていない。なぜだろうか?と思って、思いついたことがあります。
    それは、問題をたくさん解きすぎているという点。
    つまり一つの問題について、解法を複数考えていく、「こうも解けるし、ああも解ける」といったような指導法ではなく、とにかく「答えが出ればいい」として、たくさんの問題を解くやり方。
    一概に批判するのは、問題があるが、しかし、解法は応用が利いて初めて価値があるわけだから、その点もう少し掘り下げて勉強した方がいい。
    授業は本来、演習形式の時期に入っているのですが、問題によっては、突然、演習を止めて、最初から教えなおすようにしています。
    「これ、知ってる? これ習った?」
    と確認しながら、進んでいるわけですが、まあ、穴を早めに見つけられた良かったと思っています。

第40回 暗記ノート ランダム法

    暗記ノートや四谷の四科のまとめ、日能研メモリーチェックなど、暗記のテキストを使っているみなさんは多いと思います。
    暗記ノートもずいぶんたまってきて、2冊目、3冊目に入った生徒も見受けられるようですが。
    これをいつやるか?でも残りの時間を考えると、ぜんぶやる暇は到底ない。一度はやってみているわけですから、それを確認するということなのですが、知識というのはそのとき覚えていても、今は忘れてしまっているかもしれない、ということはあるわけです。
    そこで、ランダム法。
    1週間のどこかで、あるいは毎日、とにかく知識の勉強をするという時間を決めます。
    決めたら、そのときは、今までやってきたテキストを開いて、例えば4ページ、ランダムにあたる。
    できれば1ページずつ、飛んだ方がいい。 順番で記憶されている場合もあるから、あっち、こっちと飛ぶ。
    全部は到底やれませんが、忘れているものを何らかの形で呼び起こすにはいい方法です。
    まだ覚えていない? そりゃあ、全部がんばるしかないか。でも、そのときも、覚えていないと思うものから、先にやってください。例えば理科なら、生物とか、天体とか、優先順位を決めてしまうことでしょう。