月別アーカイブ: 2008年8月

第30回 演習の意味

まもなく夏休みが終わり、(もう終わっている学校もあるようですが)、これからは入試対策、学校別対策の時期になるでしょう。

ではこれらの対策の中でもっとも有効なものは何か?ということになれば、やはり問題演習なのです。しかも、時間を決めて問題を解く練習といってもいいかもしれません。入学試験は試験時間が決まっています。後からできても意味がなく、その試験時間内に解き上げなければなりません。何回か解きなおしていくうちにできたというのも、勉強としては意味がありますが、テストではまったく意味をなしません。一回目に正解にならなければ、得点にならないからです。

したがって、決められた時間内に、自分ができる問題を、正確に解き上げる練習というのが、もっとも重要なプロセスです。最近の入試問題の中には「出題意図が見えない問題」もあります。つまり、難しすぎる。だからこういう問題に手を出さないのがある意味正解ということなのかもしれませんね。

模擬試験、過去問、いろいろな形で時間を決めて「確実に点数をとる」、そして覚えていなかったもの、不確かなものは正確にできるようにする、この繰り返しが秋の勉強の中心になるでしょう。そういう勉強が秋に進んでいないとすれば、成績があがる可能性は少なくなりますから、よくお子さんの勉強内容を確認しておいてください。

第15回 過去問の勉強の仕方

今の時期、過去問をやるとなかなか解けない問題が多いかもしれません。これはある意味当たり前のことで、復習をやり始めたばかりだし、知識も十分ではないので、なかなか正答にたどりつけないでしょう。だからまずは時間を決めずにじっくりと解いていきましょう。どんな問題がどういう形式で出題されるのか、これを知ることが大事です。また解けなかった問題は、しっかりと解説を読んで理解することです。今まで出題された問題をじっくり勉強することで、今後何を中心に勉強していけばいいかがわかります。また過去問を勉強するのと平行して暗記ノートを作りましょう。暗記ノートというのは、まだ覚えていない項目を整理するためのノートです。ページの左側に問題、右側に解答を書いて整理していきます。教科や分野は分ける必要がありません。例えば宮崎平野を流れる川は?という問題があって、その下が同じ電圧のとき、抵抗と流れる電流の関係は?という問題が来てかまわないのです。まだ覚えていない知識をどんどん書き出して、覚えていきましょう。そうすることで、知識がどんどん増えていきます。また過去問がどのくらいできたのかは記録を作っておきましょう。秋にはもう一度過去問を解きますが、このときは時間をはかります。どのくらいできるようになったのか、確認するためにも記録は正確につけてください。過去と比較ができるので、秋の勉強の指針が立てやすくなります。

第14回 国語の答えは全部書こう

国語の問題を解いているとき、こんな子どもたちを見かけます。選択問題の答え、記号でアとかイとか答える問題はやっているけれど、「自分のことばで答えなさい」とか「文中のことばを使って答えなさい」とかいう問題は手をつけていないのです。みなさんはどうですか。
「なぜ答えを書かないの?」と聞くと、「めんどくさい」とか「わかんない」とかまあ、いろいろ理由があるようです。しかし本当は、「やりたくない」というのが一番でしょう。どうして?文章を書くのがめんどうだし、40字や60字くらいのマス目があるだけでもう、いやになっちゃうみたいです。
しかしやはり答えを書かないと、上達しません。「面倒だ」という気持ちはわからないではないが、意外に答えは簡単に書けるものなのです。例えば登場人物の心情を説明する場合、自分がその立場だったらどう思うだろうと考えてみればいいでしょう。説明文の読解であれば、ポイントになることが書いてある場所が必ずありますから、そこを探してみることです。そうやっていろいろなヒントを考えながら、答えを最後まで書くようにしてください。答えを書けば、だんだんコツがつかめてきます。最初は大変だとしても、やっていくうちに慣れてくれば全部の答えが書けるようになるでしょう。何も書かなければ0点ですが、書けば得点のチャンスが生まれますから、ぜひがんばって書いてください。