第14回 国語の答えは全部書こう

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国語の問題を解いているとき、こんな子どもたちを見かけます。選択問題の答え、記号でアとかイとか答える問題はやっているけれど、「自分のことばで答えなさい」とか「文中のことばを使って答えなさい」とかいう問題は手をつけていないのです。みなさんはどうですか。
「なぜ答えを書かないの?」と聞くと、「めんどくさい」とか「わかんない」とかまあ、いろいろ理由があるようです。しかし本当は、「やりたくない」というのが一番でしょう。どうして?文章を書くのがめんどうだし、40字や60字くらいのマス目があるだけでもう、いやになっちゃうみたいです。
しかしやはり答えを書かないと、上達しません。「面倒だ」という気持ちはわからないではないが、意外に答えは簡単に書けるものなのです。例えば登場人物の心情を説明する場合、自分がその立場だったらどう思うだろうと考えてみればいいでしょう。説明文の読解であれば、ポイントになることが書いてある場所が必ずありますから、そこを探してみることです。そうやっていろいろなヒントを考えながら、答えを最後まで書くようにしてください。答えを書けば、だんだんコツがつかめてきます。最初は大変だとしても、やっていくうちに慣れてくれば全部の答えが書けるようになるでしょう。何も書かなければ0点ですが、書けば得点のチャンスが生まれますから、ぜひがんばって書いてください。

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