月別アーカイブ: 2006年5月

第35回論理に関する問題

■夫婦と娘の3人が次のような会話をしていました。

父「山田さんの息子の良平君がアメリカに留学したそうだ。年はたしか18歳だったな。」
母「違いますよ。あの子は良一君といって、年は19歳よ。」
娘「やだわ、彼は20歳で、名前は良平君とは言わなかったわ。」

さて、後で名前と年齢について3人とも間違ったことをそれぞれ1つずつ言っていることがわかりました。山田さんの息子の正しい名前と年齢を答えなさい。

■最近、流行のパズル問題です。論点は2つ。名前が良平か、良一か。これはお父さんとお母さんで食い違っています。年齢は全員が違うことをいっているので、1つが正しいとすればあとの2人は間違っています。そこで年齢についてお父さんが正しいことをいっていると仮定しましょう。

■ そうするとお母さんと娘はそれぞれ年齢について間違ったことをいっていますから、後は正しくなるので名前は良一君で、娘が良平君だったことを否定していることから、矛盾しません。

■逆に名前が良平君だったとすると、お父さんの年齢に関することばは間違いですが、母と娘は名前でお互いに良平君を否定していますし、主張する年齢も違うことからここで矛盾が生じます。したがって答えは名前が良一君で年齢が18歳が正しいということになるのです。

(平成18年5月15日)

第1回 「ほめる」 

みなさんは怒る親ですか?それともほめる親ですか?
あるお父さんに「どうしたら、怒らずに子供を教えられるだろうか?」と聞かれたことがあります。子供の勉強を見ているうちに、だんだん腹がたってくるというのです。
 「これは、さっきやったろう!」
 その声を自分で聞いてまた腹が立ってくるというのですから、その分、冷静に見ていらっしゃるようにも感じるのですが。感情を持たないわけにはいきません。腹がたつのも当然の話。私だって授業中ずいぶん腹が立ちました。

 しかし、それができるのは親子だからという面もあります。親が子供に甘えてしまうのです。(反対ではありません。親が子供に甘えるのです。)お父さんだって、これが他人の子供だったら罵声を浴びせられるでしょうか?当然、自分の子供だという気持ちがあるから、声を荒立てるのですね。しかし、怒ってもできるようにはならないのです。子供は大人が怒ると怖いですから耳が閉じます。聞いてません。したがって、何を言ってもわからなくなります。だから怒って教えることには意味がないのです。逆に怒っても聞いていれば、それなりに効果があります。ただ、怒ってばかりではだめで、怒っている人に誉められるから、がんばるようになるのです。たしかに誉めるばかりでは、たまには怒るのも必要かもしれませんが、怒っても聞いていられるようになって初めて効果があるので、それは中学生になってからという感じが私はします。
 小学生の間は、やはりほめて育てることが大事でしょう。いや、中学生も同じことです。ただ、ずっとほめてばかりでは「ほめる」価値がなくなるのも事実。たまには叱るのも大事です。でも怒ってはいけません。怒って子どもがこわがってしまうと、大事な注意が耳に届かなくなりますから、気をつけてください。

学校別対策の考え方(4)

社会についても考えておきましょう。
社会は確かに暗記科目で、知識を覚えれば得点できる問題は多くなっています。
しかしながら、受ける学校によってはまったく違うパターンの問題を出題している場合がありますので、社会も十分に下調べをしておく必要は当然あるのです。

特に最近増加傾向にあるのは、資料を読んでその設問に答えるというものです。歴史の説明資料は知識を持っている場合があるので、比較的わかりやすいと思いますが、時事問題や現代社会についての資料となると、通りいっぺん、知識を覚えたからといって資料を理解できるわけではないし、また記述で答えるとなればそれなりの対策をしておかなければならないのです。

特に男子受験上位校は、単に知識を問う問題を出題しても子どもたちの間に差がつかないので、自分の意見を述べさせたり、歴史事実を説明させたりしています。問題は、どの学校を受験するかによって自ずと社会の対策も早く始めなければいけない場合もありえるのです。

先日の話の中で算数>国語=理科の計算問題>理科、社会の知識という優先順位をお話しました。全体としてはその通りですが、受験する学校によっては社会の対策も優先しなければならない場合がありますから、注意が必要です。

その意味でも、少なくとも第一志望を夏前に決めておくとその後の戦略を立てることが可能になってくるでしょう。

さて次回は夏を見据えて、これらの学校別対策をどう計画化するかについてお話していきたいと思います。