日別アーカイブ: 2006年5月15日

飛び級

1年生の子どもたちの学習が始まって早2ヶ月。
やはり個々の差が出てきました。1年生で毎日算数と国語と英語を勉強していくと、予定よりも早く進む子が出てきます。

元から集団授業という色彩は考えていなかったので、子どものやる気、向学心に合わせて進みますから確かに「早く進む」子が出てもおかしくないし、その結果として2年生の内容に進んでいる子もでてきました。

これはすでに就学前から勉強していたということもあるでしょう。結果としてこのまま、先を進めば飛び級という方向に進みそうです。

無理に先を急ぐ必要はまったくないのですが、「同じことを繰り返して、子どもたちが飽きてしま」わないようにはしていこうと思っています。

結局、能力差は当然あるわけで、先に始めれば当然早く終わる、したがって飛び級することも普通に起こってくるでしょう。実際、私の息子も娘も中学受験のときに飛び級しました。

同じ状況だと思います。つまり彼らは1年生から塾に通っていたので、3年生の段階で4年生の内容を学習できるようになっていたのです。先に進むか、もう一年待つか考えましたが、私は6年生を2回繰り返すことを選びました。どうせ、その辺までくるとつっかかることが多くなると思ったからです。

ただ、これはひとつの効果を生んだことは間違いありません。下の娘は飛び級していた6年生での偏差値は54前後でしたが、原級にもどると63ぐらいに上がりました。(当たり前といえば当たり前です。)そしてここが大事なのですが、本人はそれで気持ちよくなったらしく、自信を深めたのです。(もちろん性格の問題がありますから、みなさんに薦められる話ではありません。)

子どもたちが自ら持つ「先に進みたい」と思う気持ちについては、私は自由であってよいと思っています。問題は英語。果たしてSTEP WORLDが期待する3年生で英検3級が生まれるか?はまあ、後のお楽しみということで。

第35回論理に関する問題

■夫婦と娘の3人が次のような会話をしていました。

父「山田さんの息子の良平君がアメリカに留学したそうだ。年はたしか18歳だったな。」
母「違いますよ。あの子は良一君といって、年は19歳よ。」
娘「やだわ、彼は20歳で、名前は良平君とは言わなかったわ。」

さて、後で名前と年齢について3人とも間違ったことをそれぞれ1つずつ言っていることがわかりました。山田さんの息子の正しい名前と年齢を答えなさい。

■最近、流行のパズル問題です。論点は2つ。名前が良平か、良一か。これはお父さんとお母さんで食い違っています。年齢は全員が違うことをいっているので、1つが正しいとすればあとの2人は間違っています。そこで年齢についてお父さんが正しいことをいっていると仮定しましょう。

■ そうするとお母さんと娘はそれぞれ年齢について間違ったことをいっていますから、後は正しくなるので名前は良一君で、娘が良平君だったことを否定していることから、矛盾しません。

■逆に名前が良平君だったとすると、お父さんの年齢に関することばは間違いですが、母と娘は名前でお互いに良平君を否定していますし、主張する年齢も違うことからここで矛盾が生じます。したがって答えは名前が良一君で年齢が18歳が正しいということになるのです。

(平成18年5月15日)

第1回 「ほめる」 

みなさんは怒る親ですか?それともほめる親ですか?
あるお父さんに「どうしたら、怒らずに子供を教えられるだろうか?」と聞かれたことがあります。子供の勉強を見ているうちに、だんだん腹がたってくるというのです。
 「これは、さっきやったろう!」
 その声を自分で聞いてまた腹が立ってくるというのですから、その分、冷静に見ていらっしゃるようにも感じるのですが。感情を持たないわけにはいきません。腹がたつのも当然の話。私だって授業中ずいぶん腹が立ちました。

 しかし、それができるのは親子だからという面もあります。親が子供に甘えてしまうのです。(反対ではありません。親が子供に甘えるのです。)お父さんだって、これが他人の子供だったら罵声を浴びせられるでしょうか?当然、自分の子供だという気持ちがあるから、声を荒立てるのですね。しかし、怒ってもできるようにはならないのです。子供は大人が怒ると怖いですから耳が閉じます。聞いてません。したがって、何を言ってもわからなくなります。だから怒って教えることには意味がないのです。逆に怒っても聞いていれば、それなりに効果があります。ただ、怒ってばかりではだめで、怒っている人に誉められるから、がんばるようになるのです。たしかに誉めるばかりでは、たまには怒るのも必要かもしれませんが、怒っても聞いていられるようになって初めて効果があるので、それは中学生になってからという感じが私はします。
 小学生の間は、やはりほめて育てることが大事でしょう。いや、中学生も同じことです。ただ、ずっとほめてばかりでは「ほめる」価値がなくなるのも事実。たまには叱るのも大事です。でも怒ってはいけません。怒って子どもがこわがってしまうと、大事な注意が耳に届かなくなりますから、気をつけてください。