日別アーカイブ: 2006年5月29日

お父さんの気合はほどほどに

どうも、中学受験の過熱化はいろいろなところに波及しているようで。
先日もある週刊誌の編集者と話をしたのですが、毎週必ず中学受験の話題を
取り上げているそうです。そうすると部数が伸びるとか。そういえば、今日の
中吊りでもずいぶんそんな記事が目立ちましたね。

確かに中学受験は小学生の受験ですから、親がかかわる場面は多いと思います。
最近ではお父さんが帰宅後、子どもたちの算数や理科を見ているという話も
聞きます。
子どもたちの勉強を見ていただくのは大いに結構ですが、ただ、やり始めると
どうしても加熱気味になる可能性がありますから、十分注意してください。

多くのご家庭の場合、お母さんがお子さんと多くの時間を共有して、叱咤激励
されていると思います。そこにお父さんがまたいろいろとやり始めると、
子どもたちの逃げ場がなくなってきます。

むしろお父さんはお母さんの話を聞いてあげてください。そして上手にブレー
キをかけてほしいのです。ここまで受験率が上昇してくると、当然競争は
厳しくなりますが、一方で小学生の受験であるということを頭の中にいれて
おかないと、子どもたちが十分に吸収できる余力を持っていませんので、
大きな問題がおきてくる可能性があります。

「おれのころはそんなに勉強しなかったなあ」と言ってお母さんからヒンシュクを
買うくらいでも良いのではないでしょうか?

上手にバランスをとってあげてほしいと思います。

第2回 「幼さをどう克服するのか」  

最近は小学生にしても中学生にしても以前に比べて精神的に幼くなっています。これはやはり兄弟姉妹が少なくなり、親の目が行き届いてきたために、自分でいろいろなことをする機会が少なくなっているからです。 
 例えば小学生は自分の部屋の掃除をしないだろうし、洗濯物ものもたたまないでしょう。何でもお母さんにやってもらうということでは、自分で苦労することが少ない分、なかなか精神的な成長が期待できません。一方で、そういう環境の中で反抗期だけは従来通り出てきますから、「口ばっかりで行動がともなわない」子どもたちがたくさん出てきていることになります。
 その意味では、やはり早くからいろいろなことを子どもたちにさせる必要があります。それと同時に、家族としてみんなのためにする仕事も持たせていくことが大事です。

 我が家の話で言うと、息子の「風呂番」と娘の「夕飯の後片付け」はすでに8年近く続いています。息子は大学生になって、さすがに毎日というわけにはいかなくなりましたが、それでも家にいるときは家族のためにお風呂を用意するという仕事を受け持っています。これは中学生のときも、高校生のときもずーっと続けてきてくれています。ただ、私はやらせたことはありません。忘れているときは、「お風呂、頼むよ」と言っていました。反抗期のときは「自分で入りたければやればいいのに」と言っていましたが、それでも頼むと「しょうがないなあ」といいながら、やってくれました。そしてやってくれたら「ありがとう」を必ず家族みんなでいうことにしていたのです。

 人のために何かをするということは、小さいときから練習させておく必要があります。そしてやってもらったら必ず「ありがとう」という言葉をいうこともきちんと教えておきましょう。自分がする立場になるときも、してもらう立場になるときも相手の気持ちがわかるようになれば、それもまた幼さを克服する大事なステップになると思います。