月別アーカイブ: 2006年1月

第49回 入試の心得(2)

■国語の問題では、まず全体を見渡します。知識の問題が出ていると思いますから、そこから始めましょう。文法の問題や外来語の問題などもあるかもしれませんが、割と時間がかからない問題から始めてください。

■次に文章題ですが、多くの人がすぐ文章を読み始めるだろうと思います。しかし、まず先に問題を読んでください。どんなことが聞かれているのか、確認します。すると、文章を読まなくても答えが書ける問題があることに気がつくでしょう。例えば漢字の書き取りや読み、文法などはその部分だけを見れば答えが出せます。これも先にやってしまいます。

■答えを書けるところが終わったら、今度は本文を読み始めてください。ただ、すでに一度何を聞かれるのかつかんでいますから、ポイントをしぼることができるでしょう。また最初に書いた漢字の答えが間違っていることに気がつくかもしれません。同音異義語や同訓異字などは文の意味で候補が変わってくるはずです。その点、一度答えていると文章を読んだときに確認できますから、間違いを訂正できます。

■読解の問題では、作者が何を訴えているのか、最初にメモしておくと便利です。また記述の解答では、結論をなるべく先にして、説明は後に回してください。かつ、一文はなるべく短く書いてください。ひとつの文はひとつのことを言えばいい、という意識で書いてください。採点する先生にとっては読みやすいので、良い点がつきやすくなります。

■選択肢の問題では、何がちがっているのか、理由を考えてみると答えがわかりやすくなります。例えば本文の趣旨と一致しているものを選びなさいという問題では、どこが違うのか、傍線をつけてみると、答えがすぐみつかるでしょう。試験時間は限られていますから、できるだけ有効に使ってなるべく多くのできる問題を見つけて解くように心がけてください。

(平成18年1月21日)

第38回雪 

■今年は暖冬という予測を大きく覆し、非常に寒い冬になりました。となると入試で気になるのは雪。今日も入試が行われていますし、センター試験第一日でもありますが、しかし関東地方は朝から雪です。

■雪で一番心配なのは公共の交通機関がストップする場合。今朝は、若干の遅れがあったものの大きな混乱はなかったようです。しかし、受験生にすれば、もしとまったことを考えて、若干早く家を出たことだと思います。ただ寒いですから、そうとう暖かい格好をしていかないと長くは待てません。

■まず靴ですが、とにかくすべりやすい路面を考えて、長靴等を考えていった方がいいでしょう。もし面接があり、上履きに履き替えないのであれば、面接用の靴はもって行けばよいのです。学校で履き替えればいいと考えてください。お母さんの靴も同様に考えてください。私は一度、雪の日お母さんが試験会場前ですべってころばれたのを見たことがあります。そのお母さんの靴はヒールの若干高い靴でした。雪の日は、まず安全に足元を固めることが大事です。

■次に服装ですが、なるべく着脱のしやすい重ね着スタイルを考えてください。外で待っているときは大変寒いですが、実際に中に入れば当然、暖房がきいています。したがってあまり厚着をしていると、体温調整ができなくなってしまいますから、すぐに軽装になれるようにしておくことです。

■首周りもタートルネックのようなものは避け、マフラーなどで防寒してください。首周りが気になると、試験に集中できなくなる場合がありますから、注意が必要です。迎えに出るときにまた、朝と同じ服装を持ってでれば良いでしょう。午後になると雪はすでに峠を越えている場合もありますが、路面はかなりすべりやすくなっていますので、靴は十分に気をつけてください。

■長期予報によると、今年は2月中旬までずっと寒さが続くとか。2月上旬は実は、1年間で一番雪が降りやすい時期です。ですから事前に雪がふることも想定して準備をしておいてください。

(田中 貴)

(2006年1月21日)

第48回 入試の心得(1)

■入試の心得は、はたまた母親講座第47回でお話しています。

■入試では、1番から解いていく必要はありません。自信のある人が、満点をとろうと思って最初からやり始めたが、途中で難しい問題に出会ってそれに時間をかけているうちに、時間切れになったというのはよく聞く話です。しかも模擬試験と違って後ろのほうに難しい問題があるとは限りません。

■ですから、まず全体を見渡して自分ができそうな問題から解いていくということが大事です。また知識問題から先に答えを書いていくことも重要でしょう。例えば漢字の書き取りなどは、あまり時間がかかりませんから、とにかく先に済ませてしまうという方法が良いでしょう。

■次に大事な点は問題をよく読むということです。ミスの原因のひとつはこの問題の読み間違いによることが多いのです。問題を読んでいるうちに勝手に解釈してしまって、面積を出す計算をしていたのだが、実は周りの長さだったとか。よくありません?ですから問題をていねいに最後まで読んでください。そして、何を出さなければいけないのか、しっかり意識することです。特に答えが出たと思ったとき、ミスをしがち。そこでもう一度問題を確認して、自分が出した答えが本当に求められている答えなのか、必ず確認しましょう。

■人間だれでもミスはします。ただ前にもお話したとおり、できる人は自分のミスに気がついて修正することができるのです。どうしてでしょうか?それは途中で確認を繰り返しているから。例えば、計算であれば計算をしたあと、その場で自分が書いた筆算を見直すだけで、ミスを防ぐことになるのです。答えが割り切れなかったとき、自分が思っていた感じと違うときなど、前の式を見直したり、問題文をもう一度読み直してみたりして、ミスを見つけるのです。ですからひとつひとつ確認しながら、進んでください。

■式や計算はわかりやすく書いて、しかも消さずに残しておきましょう。記述式の問題では、その計算や式だけで部分点をくれる学校もあります。また式を書いたら、出た答えが何なのか、メモを書いておくと良いでしょう。例えば次郎君の分速とか、AB間の距離など。ちょっと書いておくだけでミスを防ぐことができます。間違えたと思っても全部消さないで、もう一度見直し、どこで間違えたのか発見するようにしてください。そうすれば今までの時間を無駄にすることはないでしょう。

(平成18年1月15日)