日別アーカイブ: 2004年1月16日

第2回 捨てられない

■新年早々、引越しをしました。事務局も当然動いたのですが、2つに分かれていたものを1つにまとめたのが大きく、物が多いのです。引越し当初は積み上げられたダンボール箱に埋もれている感じ。1週間たって何とかダンボール箱は消えたものの、なんのことはない、中身がぶちまけられたという感じで、きわめて雑然としています。人に見せられたものではありません。

■要は荷物が多すぎるわけで、やはり捨てなければならない!と思うのですがいかんせん捨てられない。LANケーブルなどは当然あまりますが、いや、また使うかもしれない(どこで?)という気持ちが先にたち、やはりとっておこうとなるわけです。思えば、キャノワード30という今では骨董品になったワープロから始まって、デジタル機器は増えこそすれ、決して減りません。現在はプリンター3台、パソコン4台電話機、ファックス、コピー機、あれよあれよという間に増えてしまいました。(そんなにあったって仕方がないと思うのですが、なぜかみんな使ってるのです。)

■確かに私がいけないところがうーんとあります。パソコンでテレビが見れるという話を聞けば、すぐつないでみる、当然、アンテナ線を分線しなければならず、コネクターだ、ケーブルだとものはどんどん増えていくのです。山根一真氏が以前ぼやいておられたことが、我が家でも現実のものとなってしまいました。

■しかしながら、このことで、インターネットもWebサイトも扱えるようになったわけですから、悪い話ではありません。ただ、問題は捨てられない!という点にあります。前職時代、一生懸命作った教材を考えると、もはや使わないキャノワードのポータブルタイプも捨てるわけにはいきません。さすがに初代のキャノワードはとっとと片付けられていますが、そういうデジタル機器は山のようにあります。

■そこへきて、最近のパソコンの向上は輪をかけて状況を悪化させています。小型化、軽量化されてくると、重たいパソコンを持って歩くことから解放されるかと思い、つい、パンフレットや量販店を見に行きます。「買おうかな」と思うと冷たい視線が帰ってくるので、ここのところは自重していますが、しかし、「原稿書くから」とつい言いそうで、あわてて言葉を飲み込んでいる始末。

■コードがなくなるから「無線LANもいいんじゃない?」誰も答えてはくれません。それでもケーブルは捨てられないとやっぱ思われてるなあ、きっと。

(平成16年1月16日)

第18回 子供のすることだから

■お父さん、お母さんが勉強をみていると、つい小言が多くなります。「お父さんはもっと勉強した」「計画通りやらなきゃ、だめでしょ」そうなんですが…。

■ お父さん、お母さんが中学受験をされた方ももう少なくはないでしょう。今の子供たちよりもずーっと人口が多かった世代ですから、当然、受験も大変でした。しかしながら、お父さん、お母さんが受験の記憶として残っているのは、もっと大きくなってからの受験のことが多く、小学生時代は今の子供たちほど、絶対勉強はしていないでしょう。

■私も中学受験をしましたが、のんびりした時代のことですから、受験塾などというものはなく、家で勉強して、日曜日のテストを受けにいくだけです。6年生になってからも、大してペースがあがるわけでなく、冬休みごろに過去問をやった程度で受験になりました。

■また計画を作って、うまくいく子供はまず、いません。計画を立てるときは、そのつもりですが、子供たちだってやりたいことはたくさんあります。テレビを見、ゲームをやり、漫画もみなきゃならないのです。やりたいことを全部やったら、当然勉強する時間はありません。だから我慢しなければならないのですが、今の子供たちは我慢強くは決してありません。

■我慢するのは、今の子供にはとても難しいでしょう。何せ、いろいろなものが豊富にある時代。塾にいたころ、子供たちの忘れ物はすごく多かったのですが、取りに来ないのです。たまたま記憶にあるので、「これ君のじゃないの?」と尋ねてみると、「あ、塾で忘れたんだ。」という返事。「探したの?」「ううん」「どうして?」「時計、3つあるし。」(あらあら。)

■そういう子供たちのことを考えてみたとき、自分から進んで勉強するということが、これまで以上に難しくなっているのだとお父さん、お母さんは考えておかれるべきだと思います。子供たちが勉強するのは当たり前、ではなかなか結果が得られません。むしろ子供たちがなぜ勉強するのが良いのかをきちんと教えてあげなければいけないのです。

■受験勉強というのは、当然、学校に入るためのものです。したがって公立の学校ではなく、私立や国立を選ぶのか、その理由を子供たちが理解していなければなりません。お兄さんやお姉さんが通っている学校が楽しそうだから、私も行きたいと思ってくれれば、これは楽ですが、みんながみんな、そういう環境にいるわけではないのですから、教えてあげなければならないのです。

■そのためにはお父さん、お母さんが共通の認識に立っていることが重要です。「お父さんが受けろといったのよ」では、うまくいきません。ご両親で子供の将来のことについて、やはりいろいろとお話されることがまずスタートポイントではないでしょうか。新学年が来月から始まりますが、いい機会ですから、ぜひお話されてみてはどうでしょうか。

(平成16年1月16日)