2017年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

まずは原理的な理解から

ここ数年浮力の問題が増えました。

昨日ご紹介した問題もそうですが、いろいろな学校で浮力が出ています。で、この分野は本当に得手不得手がはっきりします。

つまり、できる子は「何が難しいのかわかない」ということになり、できない子は「なぜできるのかわからない」みたいな感じでしょうか。

で、こういう分野は例えば電気なんかもそうでしょう。

だからまずはしっかり原理的な理解から突き詰めていく必要がある。

公式を覚える、という感じよりは、なぜそうなるのか、というようなことを理解しておく必要があるでしょう。

できないとなると、ついやり方を覚えようとしてしますが、そうなると何パターンも覚えなければいけなくなる。

浮力の論理はたったひとつです。「押しのけた溶液の重さと等しい浮力を受ける」

あとはそれをどう活かすかを考えることで、そう何問も練習せずにわかってくるものです。

数をやろうとか、やり方をパターン化して覚えようなどと考えてはいけません。

しっかり原理的な理解を深めて、ひとつの問題を徹底的に考える方が理解は早いでしょう。

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浮力に関する問題

2016年桜蔭の問題です。


海で泳ぐと、プールで泳ぐよりも浮きやすいことが知られています。水に食塩や砂糖を溶かして卵を入れ、浮くかどうかを調べる実験をしました。下の問いに答えなさい。
【実験】 2つのビーカーA、Bに200cm3の水を入れた。
この中に重さ66.5g、体積62cm3の生の卵を入れると卵は沈んだ。ビーカーAには食塩を5gずつ、ビーカーBには砂糖を5gずつ加えてよく溶かし、5gの食塩または砂糖を加えて溶かすごとに体積を測定し、同じ卵を入れて卵が浮くか沈むかを調べた。その結果、つぎの表のようになった。ただし、水1cm3あたりの重さは1gとする。

問1 この卵の1cm3あたりの重さは何gですか。四捨五入して小数第3位まで答えなさい。
問2 食塩、砂糖をそれぞれ何g以上入れると卵は浮きますか。表中の値で答えなさい。
問3 問2で答えた食塩水の凄さは何%ですか。四捨五入して整数で答えなさい。
問4 間2で答えた食塩水1cm3あたりの重さは何gですか。四捨五入して小数第3位まで答えなさい。
問5 この実験の結果からわかることを、つぎのア~オからすべて選び、記号で答えなさい。
ア.卵は、食塩水と砂糖水の濃さが同じときに浮いた
イ.同じ重さの食塩と砂糖を溶かしても、浮き沈みの結果がちがうことがあるのは、食塩水の
方が濃くなるからである
ウ.食塩水も砂糖水も、1cm3あたりの重さが、卵の1cm3あたりの重さより大きくなったときに、卵は浮いた
エ.砂糖のほうが食塩よりも水に溶けやすいので、浮いたときの砂糖の量のほうが多かった
オ.同じ重さの食塩と砂糖を溶かしても、浮き沈みの結果がちがうことがあるのは、液の体積が異なるためである
問6 ビーカーBの実験で砂糖を50g加えたときに、砂糖水と卵が入ったビーカーごと台はかりの上にのせると、台はかりのめもりはいくらをさしますか。ビーカーの重さは150gとします。つぎのア~力から選び、記号で答えなさい。
ア.400g  イ.444g ウ.448.5g エ.450g オ.462g カ.466.5g


【解説と解答】
問1
66.5÷62=1.0725≒1.073g
(答え)1.073g

問2
表から読み取ればいいので、食塩は25g、砂糖は45gです。
(答え)食塩25g 砂糖45g

問3
食塩水の重さは200+25=225gですから
25÷225×100=11.1≒11%
(答え)11%

問4
225÷209=1.0765≒1.077g
(答え)1.077g

問5
溶液の比重が、卵の比重よりも大きくなれば卵は浮きます。
同じ重さを入れても溶液の体積に違いがあるので、浮き沈みの結果にも違いがでます。
(答え)ウ、オ

問6
50+200+150+66.5=466.5gです。卵の重さを忘れないように。
(答え)カ

「映像教材、これでわかる力のつりあい」(田中貴)

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6年一貫校の魅力

新6年生は塾で
「いよいよ、君たちの番だ」とか「これから正念場だ」とか、言われていると思うのです。

まあ、そうなのだろうが、まだピンと来ていない。確かに上の学年の入試が終わったので、やらなきゃいけないのはわかっているつもりですが、しかし、まだ1年も先のことだし。

で、同じように今ひとつわかりにくいのが、「なぜ中学受験をするか」ということでしょう。何となく良い学校だ、というのはわかるけれど、でもなあ・・・。

ある先生はこの時期、良く「いいか、私立は休みが多いんだぞ」というような話をしていました。まあ、確かに試験休みがあったり、夏休みが長かったりすることはあるけれど、この先生は何とか私立の魅力を伝えて、子どもたちにがんばってもらおうとしていた、だけなのです。

で、受験に対するモチベーションを上げるためには、その目標となる学校に入ることで、どんなメリットがあるのか、を考えてみることだと思うのです。

これは志望校を決める上でも大事なポイントでしょう。

これから難しいことをするわけだから、その結果として「~ができる」ということを子どもたちが具体的にイメージできるようにしてあがることが必要です。

ただ勉強しなさい、といってもそう勉強するものではないが、この勉強の先にそういう魅力がある、ということがわかれば、頑張るきっかけができる。

ぜひ、何が魅力なのかをいっしょに考えてあげてください。まずはそこがスタートポイントでしょう。

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