2017年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

高望みは悪いことではない

中学受験は、大学受験、高校受験に比べると高望みの傾向があるかもしれません。

しかし、まだ子どもたちは小さいし、何が起こるかはわからない。実際に年齢が上がっていくほどに事前の予想通りになりやすいのですが、中学受験は子どもたちが本番での状況が大きく変わる可能性があるので、ある意味予想外のことが起こりやすい。

本番で上がってしまって力が出ない子もいる一方で、ここ一番にしっかり考えられて良い答案が書ける子もいるのです。

元々僅差の勝負であるから、大逆転も当然起こりうる。だから、決して高望みをして悪いわけではない。

塾ではどこかひとつ合格校を受けるように進学指導をしますので、まあ、高望みばかりにならなければ良いのではないでしょうか。

抑えるべきは抑える。狙うべきは狙う。

第一志望は本人がこの学校に合格したいと思ってがんばってきているので、なるべく初志貫徹で向かってほしいと思います。


2017冬期講習のお知らせ


受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
良い子になりたい子


今日の慶應義塾進学情報
若い番号がやさしいとは限らない


新6年生を募集中です。




にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(指導・勉強法)へ
にほんブログ村

先生がいない

子どもたちがクラス分けの試験を受けて、いろいろなクラスに分かれる以上、そのクラス分の先生が必要になります。

で、多くの場合は、正社員講師だけでは不足するので時間講師を使うこうとになるわけです。で、この時間講師はやはり大学生が多い。もちろん大学院生もいるし、プロの時間講師もいるのですが、絶対的な数は少ないので、どうしても大学生に頼るところがあるわけです。

しかし、その大学生が不足しています。

なぜか?

昔はあまり大学の成績を気にすることなく、アルバイトにいそしむ学生が多かったのですが、今はそういうわけにはいかない。就職が厳しいし、いったん非正規の道になってしまうと正規雇用になるのが大変、というのもあって、学生がまじめに大学に通うようになった。それはそれで良いことではあるわけですが、しかし、このようなモデルになっているところは先生の確保が難しい、ということになっていく。

やはりそれなりに先生を正規に確保することがやがては必要になってくるのだろうとは思いますが、少子化が続いているのでまだそこまでは行かない状況かもしれません。

するとやはり先生のレベルに差が出るわけで、先生も子どもたちのクラス順のように並ぶことになったりするわけです。


受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
どこがわからないか、わからない


5年生の教室から
5年生の秋に第一志望を決める(4)ー子どもの意志ー


今日の慶應義塾進学情報
規則性に関する問題


新6年生を募集中です。




にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(指導・勉強法)へ
にほんブログ村

負担を軽くするのがプロ

例えば、登山のガイドは、安全な道を確実に登攀できるように導くのが仕事です。危険な目に遭わせるわけにはいかない。万が一、天候が変わったら目的は達せずとも無事に下山させられなければいけない。だから、天候にも気を遣うし、撤退を早く促す場合もあるでしょう。

ところが、中学受験で見ていると、どんどん負担が増しているように思える。本当は、もっと簡単にできることを、妙に難しくしている。大変にしている。

大変にしておいてついて来られる子が少なくなっても、あまり気にしていない。

どうも、これは違うのではないか、といつも思うのです。

中学受験は小学生の受験ですから、早く始めても子どもの成長が十分でない、という場合は当然ある。しかし、そういう子も同じところにはいない。やがて成長して十分にやれるようになる時が来るわけで、それから始めても決して遅くはない。

しかし、塾は「遅い」と言います。なぜ? 早く塾に来て欲しいからに他ならない。

ここはどうしても正しておきたいと思うのです。

山の登り方はいくらでもある、と思っています。


受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
第一志望の学校別特訓がない場合


5年生の教室から
5年生の秋に第一志望を決める(2)ー学校の要素ー


今日の慶應義塾進学情報
間違わない自信を培う


新6年生を募集中です。




にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(指導・勉強法)へ
にほんブログ村