2014年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

数字に対する勘

ある問題の解説を書いていて、n×(n+2)+n+1=2549というnを求める羽目に陥りました。

nはもちろん整数なのですが、これは二次方程式ではないか。しかも、+n+1があるので、素因数分解に逃げるわけにもいかない。

さてどうするか? 実はここに中学入試の算数の根源があるように思うのです。

つまり何とかして解く。指導要領なんか関係がありません。小学生が知っている力だけで解くのです。もともと中学入試で指導要領通り出していたら、みんなできてしまう。そこで中学入試というのは「小学生でもできる問題」という視点で問題が作られています。この式も別に二次方程式として解く必要なんかありません。

一番簡単なのは、見当をつけることなんです。n×(n+2)はn×nに近いかな、と思えばいい。2549って、2500に近いから50×50で50に近いかなあ、ぐらいに感じられればそれでいいのです。

n=50 50×52+51=2651 だ。あら、でかい。

ではn=49

49×51+50=2499+50=2549で見つかりました。

つまり、もともと数学のようにかっちりとした公式で解く、みたいなものではないのです。小学生が知っている力を総動員して解ければいい。ただし、数学の知識は不要です。小学生として知っている知識だけで勝負すればいい。

その分、考える力は必要です。数字に対する勘ももちろん大事な力です。

よく答えはこうだ!と当てはめる子がいますが、あながち悪い方法ではない。ただし、そればっかりはやはりダメですが。

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志望校での具体的な夢

第一志望がどこかを聞いてみると、元気よく答える子どもたちに、「そこでどんなことがしたいの?」と聞いてみると、案外明確な答えが返ってこないことが多いものです。

「え、と勉強。」
「勉強はどこでもできるじゃん?」
「あ、じゃ、サッカー」
「サッカー部はいろいろあるよ。」
「えーっと、」

そう、何となくこの学校が良いのではないかと思っている、あるいは思わされている、ところがあるかもしれません。でもそうだとしたら、本当にその学校に入るための勉強をがんばるかどうかは、別の問題になってきます。

志望校には「どうしても入りたい」と思ってもらいたいと思うのです。そんなに思い込んで、もしだめだったら、などと心配する方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことは気にしなくていい。

むしろ中途半端な考えを持たず、ここに行きたい、と思ってもらいたいのです。

そのためには、志望校での具体的な生活のイメージができている必要があります。

そういうことをお子さんと話したことはありますか?

もし、したことがなく、ただ「勉強しなさい」と言っているだけだとすれば、片手落ちでしょう。

あるお父さんと男の子は明確な夢を持っていました。

それは囲碁。

囲碁部に入り、その後、全国大会に出て優勝する。囲碁はプロになるためには、全く違うルートを歩まなければならないので、プロを考えているわけではないのです。ただ、アマチュアとして徹底的に強くなっていきたい、というう夢を親子で持っている。だから、何としても強い囲碁部のある学校に入りたい、と、明確でした。

「入ったら、もう囲碁づけになれる。しかも強い相手と打つことができる。」というのが楽しみだったようです。(つまり、それだけ強かったんだとは思いますが。)

もちろん部活は子どもの生活の一部でしかないわけですが、それでも具体的な生活のイメージがあって、それが本当に楽しみであれば、勉強はがんばるものなのです。

ぜひ志望校での具体的な夢を描いてください。

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塾を変えるタイミング

全体的にみると、塾を変えるタイミングは学年の変わり目が多いようです。

つまり1年間進んできて、やはり「どうも違う」と考え、塾を変える。やはり子どもの成績が上がっていかないと塾に通う励みにならない。実際、コストがかかっているわけだから、それなりの効果が出てほしい。

で、最後の1年というので、新6年生の2月に塾を変える、というのが多分一番多いと思われます。で、その次はというと、これが6年生の夏休み明け。

5年生のはじめと同じぐらいか、という印象があるのですが、実際に統計をとったわけではないので、私見として聞いてください。ただ、やはり6年生の夏休み明けに塾を変える人は少なくないのです。

なぜか?

これは学校別対策のせいでしょう。それぞれ家庭で第一志望を決めた。で、その第一志望に対する学校別対策をしてくれる塾はどこなのか?

自塾であれば問題はない、ということなのですが、その中身もただ過去問やるだけ、なら家でもできる。そうではなくて、それなりに出題傾向を分析して、出題頻度の高いものを徹底的に練習させてくれるような塾。

もしなければ、あとは個別に対策を組むしかない。個別指導か、はたまた家庭教師か。

そうなると時間を確保しなければならないから、今まで通った塾はやめる。ということで6年生の9月に塾を変えるということは大いにありなのです。

残り半年。志望校も決まった。あとはそこに向けてがんばるだけ、と考える以上、それを確実に実行できるところで勉強させたい、と思うのは当然といえば当然のことです。

9月以降の学校別対策、しっかり考えてあげてください。

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