2014年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

第108回 自信は実績から

■ 自信をつける、というのはこの時期大事なことではあるものの、なかなかそう簡単につくものではありません。「僕はぜったい合格する」みたいなことを言っている子は、不安だから口にするだけの話。本当に自信のある子、というのはそう多くはありません。みんな、それなりに不安なもの。

■ ただ、やはり自信を持って入試には臨みたい。自分の力を最大限発揮できたらそれはひとつの目標達成ではあるので、残りの期間で少しでも自信を培っていきたいと思うのです。

■ 自信は、「~ができた」ということから生まれます。いろいろできるようになった、と感じられるから自信がつくわけで、したがって、できることを確認していく作業というのは実は大事なことなのです。

■ しかし、現実は違います。できないことを見つける。あれをやっていない、これをやっていない。当然、それができていないから、やらないといけないわけだが、あまりにそれに眼が向きすぎると、「あれもできない。」「これもできない。」という感覚が身に付いて、子どもに自信は生まれません。

■ ですから、できないことを見つける以上に、できるようになったことを見つけてあげる必要があります。できるようになったことは時間をかけて勉強する必要はないわけだから、その分、「ここは大丈夫ね!」という確認はしてあげるといいでしょう。

■ 例えばテキストの目次を開いて、大丈夫だと思うところは全部赤で消してしまう、ということもひとつのやり方です。人は一覧を眼にすると、しっかり認識できる。インパクトがあるのです。じゃ、こんだけできたから、あとはこれとこれだけね、みたいな感じにしてあげると、本人も最後の頑張りに力が入るでしょう。

■ これには多少の手加減は必要です。「ここも、だめ、あ、ここもだめじゃん?」みたいになったら効果はありません。あくまで効果をあげるためにやってください。

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ごちゃごちゃ感満載!

中高一貫校の文化祭をご覧になると、なんとなくごちゃごちゃしている感じを受けることが多いかもしれません。

文化祭というのは、やはりいろいろな個性がいろいろなものを創造するわけだから、整然とするわけがない。演劇があったかと思うと、お化け屋敷があり、3Dの映画を作っている、と思う横で鉄道模型が走る。

言ってみれば、生徒たちの関心がそれぞれの方向に思いっきり広がるから、統一感なんかあり得ないわけです。

でも、そういう生徒たちの姿を見ていると、やはり生き生きしていることが多い。

やりたいことをやっている、自分でおもしろいと思うことがやれている充実感というか、楽しさを感じられる。

この楽しさは実は、生徒たちの将来にとって大事な体験です。

あまりに乗りが良すぎても心配ではあるが、しかし、そういう体験の中から自分の「おもしろい」という感性がみがかれてきて、そこから才能が開いていく部分がある。

昔は模造紙に研究発表を書く、みたいなことが文化祭の定番でしたが、最早そういうところからは一気に飛び出している感じ。

デジタル化も合いまっていろいろなデバイス、ツール、ソフトを駆使する作品は、隔世の感があります。

でも、そこにあるエネルギーは間違いなく生徒たちの成長につながっているように、思うのです。

今月はあちらこちらで文化祭がありますから、そのごちゃごちゃ感をぜひ味わってください。

その中から、子どもたちが「おもしろそうだ!」と感じることが、子どもたちの未来につながっていくように思います。

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まだ3カ月もある

11月に入りました。東京・神奈川の入試まであと3カ月。

あと3カ月しかない、と考えるか。まだ3カ月もある、と考えるか。

私は「まだ3カ月もある」と考えるべきだと思います。

あれもやってない、これもやってない、と数え上げる必要は最早ありません。ただ、残りの3か月で子どもたちの力は相当に伸びる。

ここから、ようやく本番という感じでしょうか。

というのは、ここから締め切り効果が出てくる。本人たちもあと3か月やれば終わりだ!と思うから、多少なりともがんばりが利いてくる。集中力も増してくる。

これは覚えないといけない、と思うことは本当に覚えてくるものなのです。

じゃあ、最初からやりゃあいいじゃないか、という話も確かにあるが、しかし、それだと締め切り効果は利かない。

やはり、短いから頑張りが利く部分はあるのです。

これからやるべきことをもう一度、塾の先生や子どもたちを話をして、「これだけをやり切ろう」と絞り込んでください。

そうすると、締め切り効果はさらにプラスに働きます。

「この3カ月でこれだけやり切ればいいんだ」という形になると、子どもたちの潜在的な力が突然開花することがあるのです。

これからは前向きな気持ちが大事だし、「絶対合格する」ぐらいの気持ちをもってもらった方が良い。(たとえ口ばっかり、と思っても、です。だめだ、だめだと言われるよりはよほどマシではないですか。)

そして1月31日、準備万端!!と言えるようにしていきましょう。

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