新パパママ先生合格術」カテゴリーアーカイブ

第16回 ことばを教える

子どもの音読を聞いていると、明らかにこの言葉は知らないな、と思えるときがあります。

読むのを止めて、「それ、どういう意味?」
と聞いてみると、案の定、よくわかっていない。

そういうときはどんどん教えてあげてください。辞書を引くなんてことはしない。こういう意味だ、ということを話してあげればいいのです。
そのときの会話やお父さん、お母さんのことばがこ子どもの語彙を増やすきっかけになります。

4・5年生までは徹底的に語彙を教えていく、そのことで子どもが文章を読むことが苦手にならなければ、中学受験はうまくいく可能性が高くなります。

各科目とも文章で問題が提示されるのだから、当たり前ですが、文章が読めなければ問題はできないのです。そのためには、音読と語彙を教えるという2つの練習を同時にしていくことが、役立ちます。少なくとも週2回ぐらいはそういう時間をとってあげてください。

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第15回 わかることは発見すること

最近、小学校2年生とか3年生に算数を教える機会がありました。

難しいことをやる段階ではないのですが、あえてちょっと難しい問題を出してみて、子どもたちの反応を観察していたのですが、
難しい問題でも少しずつ、ヒントを出していくと、前に進んでいく。
そしてやはり、
「あ、わかった!」
という瞬間があるのです。

その瞬間は、とにかくうれしい。
わかった、できた。
ゲームで言えばステージをクリアしたとか、キャラをやっつけたとか、そんな感覚に似ているでしょう。

そして、これが意欲を引き出すのです。

だから指導するにあたって、やはりなるべく子どもが「発見する」「気づく」機会を多くする必要があります。

「これは、こうやるの、わかった?」
では子どもが気がつく間もないし、喜びもない。

小さい子は、素直に反応してくれるので、大いに勉強になります。

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第14回 叱るときは、一回深呼吸

GW中、お子さんといっしょに勉強されるお父さんもいらっしゃるでしょう。

お父さんと勉強するということは、子どもたちにとっては楽しい経験です。しかし、接し方を間違えると子どもは勉強嫌いになります。
大人が怒ると、それをみるだけで子どもは怖いと思うものです。

だからそれが自分に向けば、もう注意は聞こえていない。

この時間が早く過ぎればいい、と子どもが思ってしまうと、注意しても役に立ちません。

子どもが聞こえることばで、話してあげてください。

「まだ、わからんかなあ」
と思ったら、そこで一回深呼吸。

「じゃ、もう一回だ」
といったとき、子どもの表情がやわらいでいることに気がつければ、大丈夫です!