各校の入試問題から」カテゴリーアーカイブ

速さの問題

2014年横浜雙葉中学の問題です。


AさんとBさんがP町から20km維れたQ町まで歩いて出かけることになりました。
先にBさんが出発し、午前8時にAさんが出発しました。P町から4kmのところでAさんがBさんを追いこし、途中2人とも45分の休憩をとり、午後3時にはP町から13kmの地点をBさんが通過しました。AさんがQ町に着いたときBさんはQ町から2km手前にいました。ただし、2人が歩いているときはそれぞれ一定の速さであるものとします。
 下の図は時刻と2人のP町からの距離を表したグラフです。次の各問いに答えなさい。

(1)AさんとBさんの歩く速さの比を求めなさい(できるだけ簡単な整数の比で表しなさい)。
(2)Aさんが出発したとき、Bさんは何m先を歩いていますか。
(3)Bさんの歩く速さは時速何kmですか。
(4)AさんがQ町に着いたのは午後何時何分ですか(途中の式や考え方も書きなさい)。


(1)AさんがBさんを追い抜いたところから、Aさんが20㎞にやってくるときまで、二人は休憩時間が同じなので、同じ時間歩いています。このときAさんは20-4=16km、Bさんは18-4=14kmですから、二人の速さの比は16:14=8:7です。

(答え)8:7

(2)速さの比が8:7ですからAさんが4km動くとき、Bさんは4÷8×7=3.5km動きます。したがってAさんが出発したとき、Bさんは4-35=0.5km先にいます。

(答え)0.5km

(3)Bさんは午前8時から午後3時までの間に13-0.5=12.5km移動しました。
この間に45分休んでいますから、15時-8時-45分=6時間15分=$$\frac{25}{4}$$時間かかっているので、
12.5÷$$\frac{25}{4}$$=2kmが時速になります。

(答え)2km

(4)Aさんの時速は2×$$\frac{8}{7}$$=$$\frac{16}{7}$$kmです。
20÷$$\frac{16}{7}$$=8$$\frac{3}{4}$$時間=8時間45分
これに45分の休憩時間が加わるので9時間30分ですから、8時+9時間30分=17時30分

(答え)午後5時30分

「映像教材、これでわかる比と速さ」(田中貴)

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中和に関する問題

2014年晃華学園の問題です。


濃さのちがう塩酸A、B、Cにある濃さの水酸化ナトリウム水溶液を加えました。混合溶液が中性になるときの体積の関係を調べると、下のグラフのようになりました。次の各問いに答えなさい。

問1 次の(1)~(3)の混合溶液にBTB液を入れたとき、それぞれ何色になるか、答えなさい。

(1)塩酸A20mLと水酸化ナトリウム水溶液10mLの混合溶液
(2)塩酸B20mLと水酸化ナトリウム水溶液10mLの混合溶液
(3)塩酸C20mLと水酸化ナトリウム水溶液10mLの混合溶液

問2 次の(ア)~(カ)の操作の中から、気体が発生するものをすべて選び、記号で答えなさい。
(ア)塩酸A10mLと水酸化ナトリウム水溶液40mLの混合溶液にアルミニウムはくを加える。
(イ)塩酸A10mLと水酸化ナトリウム水溶液20mLの混合溶液に鉄片を加える。
(ウ)塩酸B20mLと水酸化ナトリウム水溶液30mLの混合溶液に鉄片を加える。
(エ)塩酸B20mLと水酸化ナトリウム水溶液20mLの混合溶液に石灰石を加える。
(オ)塩酸C40mLと水酸化ナトリウム水溶液20mLの混合溶液に石灰石を加える。
(カ)塩酸C40mLと水酸化ナトリウム水溶液10mLの混合溶液にアルミニウムはくを加える。

問3 塩酸A10mLに水を加えて塩酸Bと同じ濃さにするには、何mLの水が必要か、答えなさい。

問4 塩酸A10mLと水酸化ナトリウム水溶液40mLの混合溶液に、塩酸Bを何mL加えると中性になるか、答えなさい。

問5 塩酸B20mLと水酸化ナトリウム水溶液10mLの混合溶液を加熱して蒸発させると、3gの固体が残った。

(1) 塩酸A20mLと水酸化ナトリウム水溶液10mLの混合溶液を加熱して蒸発させたときの結果として、適切なものを次の(ア)~(エ)の中から選び、記号で答えなさい。
 (ア)残る固体は3gよりも少ない   (イ)3gの固体が残る
 (ウ)残る固体は3gよりも多い    (エ)何も残らない

(2) 塩酸C40mLと水酸化ナトリウム水溶液20mLの混合溶液を加熱して蒸発させたときの結果として、適切なものを次の(ア)~(エ)の中から選び、記号で答えなさい。
(ア)残る固体は3gよりも少ない   (イ)3gの固体が残る
(ウ)残る固体は3gよりも多い    (エ)何も残らない

(3)塩酸A10mLと水酸化ナトリウム水溶液30mLの混合溶液を加熱して蒸発させると、何gの固体が残るか、答えなさい。


【解答と解説】
グラフから、A:水酸化ナトリウム水溶液=1:3、B:水酸化ナトリウム水溶液=2:1、C:水酸化ナトリウム水溶液=4:1で中和します。

問1
(1)は中和までAが3.333mL必要ですから、酸性になるのでBTBは黄色。
(2)は中和にBが20mL必要ですが、ちょうどなのでBTBは緑。
(3)は中和にCが40mL必要ですが、たりないのでアルカリ性になるからBTBは青です。

(答え)(1)黄 (2)緑 (3)青

問2
(ア)は水酸化ナトリウム水溶液が10mLあまるので、アルミニウムですから水素が発生します。
(イ)は塩酸があまるので、鉄片ですから水素が発生します。
(ウ)は水酸化ナトリウム水溶液があまりますが、鉄ですから反応しません。
(エ)は水酸化ナトリウム水溶液があまりますが、石灰石ですから反応しません。
(オ)は水酸化ナトリウム水溶液があまりますが、石灰石ですから反応しません。
(カ)はちょうど中和するので、反応はありません。

(答え)ア、イ

問3
水酸化ナトリウム水溶液3に対してAは1、Bは6必要ですからAの方が濃いことになります。
6倍にうすめるには5倍の水を入れればいいので、10×5=50mLです。

(答え)50mL

問4
塩酸A10mLと水酸化ナトリウム30mLが中和しますから、10mLの水酸化ナトリウム水溶液があまるので、Bは20mL必要になります。

(答え)20mL

問5
B20mLと水酸化ナトリウム水溶液10mLはちょうど中和します。したがって食塩だけが3gできることがわかります。

(1)A20mLと水酸化ナトリウム水溶液10mLでは塩酸が余りますが、塩酸に固体は含まれていないのでできる固体は3gちょうどです。
(2)C40mLと水酸化ナトリウム水溶液20mLではC40mLと水酸化ナトリウム10mLがちょうど中和して3gの食塩ができ、さらに水酸化ナトリウム水溶液が10mLあまるので、3gより多い固体が残ります。

(3)A10mLと水酸化ナトリウム水溶液30mLはちょうど中和します。水酸化ナトリウムが3倍になっているので、食塩は3×3=9gできまます。

(答え)(1)イ (2)ウ (3)9g

「映像教材、これでわかる水溶液」(田中貴)

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規則性に関する問題

2014年聖光中学の問題です。


最初に2つの分数、

$$\frac{0}{1}$$、$$\frac{1}{1}$$

が書かれています。この状態から次の規則にしたがって新しい分数を書いていきます。ただし、約分はしないものとし、$$\frac{0}{1}$$や$$\frac{1}{1}$$も分数として考えます。

【規則】2つの分数の間に、分子同士をたしたものを分子に、分母投資をたしたものを分母に持つような分数を書きくわえます。

例えば、この操作を1回行うと、

$$\frac{0}{1}$$、$$\frac{1}{2}$$、$$\frac{1}{1}$$

の3つの分数が書かれ、この操作を2回行うと、

$$\frac{0}{1}$$、$$\frac{1}{3}$$、$$\frac{1}{2}$$、$$\frac{2}{3}$$、$$\frac{1}{1}$$

の5つの分数が書かれます。このとき、次の問いに答えなさい。

(1)この操作を5回行った時、左から12番目の分数を答えなさい。

(2)この操作を10回行った時、
1 分数は全部で何個できますか。
2 分母が最大となるような分数のうち、分子が最も小さい分数を答えなさい。
3 分母が最大となるような分数のうち、分子が最も小さい分数は左から何番目にありますか。


(1)まずは素朴にやってみましょう。

1回目 $$\frac{0}{1}$$、$$\frac{1}{2}$$、$$\frac{1}{1}$$ と分数は3個

2回目 $$\frac{0}{1}$$、$$\frac{1}{3}$$、$$\frac{1}{2}$$、$$\frac{2}{3}$$、$$\frac{1}{1}$$ 分数は5個

3回目 $$\frac{0}{1}$$、$$\frac{1}{4}$$、$$\frac{1}{3}$$、$$\frac{2}{5}$$、$$\frac{1}{2}$$、$$\frac{3}{5}$$、$$\frac{2}{3}$$、$$\frac{3}{4}$$、$$\frac{1}{1}$$ 分数は9個

4回目 $$\frac{0}{1}$$、$$\frac{1}{5}$$、$$\frac{1}{4}$$、$$\frac{2}{7}$$、$$\frac{1}{3}$$、$$\frac{3}{8}$$、$$\frac{2}{5}$$、$$\frac{3}{7}$$、$$\frac{1}{2}$$、$$\frac{4}{7}$$、$$\frac{3}{5
}$$、$$\frac{5}{8}$$、$$\frac{2}{3}$$、$$\frac{5}{7}$$、$$\frac{3}{4}$$、$$\frac{4}{5}$$、$$\frac{1}{1}$$ 分数は17個

ということは、各回とも$$\frac{1}{1}$$をのぞいてその右側に新しい数字ができるので、5回目の左から12番目は4回目の左から6番目の右側にできます。これは$$\frac{3}{8}$$と$$\frac{2}{5}$$の間ですから、$$\frac{5}{13}$$

(答え)$$\frac{5}{13}$$

(2)
1 1回目が3個、2回目が5個、3回目が9個、でそれぞれの回の個数の1小さい数を加えたものが次の回の個数になります。
もしくは前の個数の2倍-1という規則でも計算できるでしょう。
つまり2回目は3+2、3回目は5+4、4回目は9+8 5回目は17+16、6回目は33+32、7回目は65+64、8回目は129+128、9回目は257+256、10回目は513+512=1025個です。
(答え)1025個

2 最大の分母は1回目が2、2回目が3、3回目が5、4回目は8で、5回目は13です。ここから、最大の数は前2つの和であることがわかります。
したがって6回目は21、7回目は34、8回目は55、9回目は89、10回目は144です。

また最大の分母に対して最小の分子は
1回目が1、2回目が1、3回目が2、4回目が3、5回目が5とこれも、前2つの和になります。
したがって6回目が8、7回目が13、8回目が21、9回目が34、10回目が55となるので、分数は$$\frac{55}{144}$$です。

(答え)$$\frac{55}{144}$$

3 最大の分母と最小の分子は
1回目は左から2番目、2回目も左から2番目、3回目は4番目、4回目は6番目、5回目は12番目です。
偶数回目のときは、前回の数の左側にでき、奇数回のときは前回の数の右側にできています。
したがって偶数回の時は(前回の個数-1)×2、奇数回のときは前回の個数×2
6回目は22番目、7回目は44番目、8回目は86番目、9回目は172番目、10回目は342番目

(答え)342番目

「映像教材、これでわかる数の問題」(田中貴)

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