各校の入試問題から」カテゴリーアーカイブ

生物に関する問題

慶應普通部の問題です。

ヘビはワニと同じ仲間の動物です0普通部周辺に見られるヘビにアオダイショウがいます。アオダイショウは本州において最大級の大きさのヘビです。子どものアオダイショウの模様や頭の形はマムシに似ています。このように、姿が他の生き物や物に似ていることを擬態といいます。

1.アオダイショウの仲間を次の(ア)~(オ)から1つ選び、記号で答えなさい。

 (ア)イモリ   (イ)ウナギ  (ウ)コウモリ  (エ)ミミズ   (オ)ヤモリ

2.アオダイショウは、緑の多い公園や農地など人里周辺でよく見られます。アオダイショウが人里近くで 見られる理由を答えなさい。

3.子どものアオダイショウはマムシに擬態することで身を守っています。なぜ身を守れるのか答えなさい。

4.次の①~③の動物は、何に擬態しているのか答えなさい。
① ナナフシ  ②2回脱皮したアゲハチョウの幼虫 ③ トラカミキリ

5.次の文章中の(A)と(B)には骨の名前を、(C)には内臓の名前を書きなさい。また、(D)にあてはまる場所を下の(カ)~(コ)から1つ選び、記号で答えなさい。

 ヘビの骨格はヒトとちがい、頭の骨以外には(A)と(B)しかなく、手足の骨はありません。
 また内臓も、2つある(C)の1つが退化して小さくなっています。ヘビがこのような体のつくりになったのは(D)にすんでいたからだと考えられています。
 (カ)空気抵抗が少ない高地   (キ)やわらかい落ち葉や士の中 (ク)つるつるした木の幹の穴の中 (ケ)砂ぱくの砂の上 (コ)氷河のすき間

6.アオダイショウは脱皮して大きくなります0次の(サ)~(ソ)の動物のうち、脱皮するものをすべて選び、記号で答えなさい。
(サ)アメリカザリガニ (シ)イシダイ (ス)ウシガエル (セ)エンマコオロギ (ソ)オカダンゴムシ

7.アオダイショウの脱皮したぬけがらを見ると背中のうろこより腹のうろこが大きいことがわかります。この特徴は、アオダイショウが進むとき、どのように役立つか説明しなさい。

【解説と解答】
1. 爬虫類ですからヤモリ。
(答え)オ
2. 人里にいれば、天敵が少なく、エサが多くなります。
(答え)天敵が少なく、エサが多いから。
3.マムシには毒があるので、他の生物が逃げます。
(答え)毒ヘビだと思わせられるから。
4.ナナフシは木の枝に似せます。アゲハの幼虫は鳥のふん、トラカミキリはスズメバチに似せます。腹が黄色く、横に太い黒い縞をつけます。
(答え)① 木の枝 ② 鳥のふん ③ スズメバチ
5.ヘビは背骨とろっ骨があるだけです。肺が2つありますが、これはやわらかい落ち葉や土の中に生息するためです。
(答え)A 背骨 B ろっ骨 C 肺 D キ
6.しないのはイシダイだけです。
(答え)サスセソ
7.地面をとらえて前に進むためです。
(答え)腹のうろこが大きいと地面にひっかかりやすい。


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力のつりあいに関する問題

2021年洗足学園の問題です。

次の文章を読んであとの問いに答えなさい。答えは、小数第2位以下があるときは四捨五入して、小数第1位まで求めなさい。

I. 図1のように、糸の一方のはしに高さが5cmで重さが100gのおもりをつけ、もう一方のはしを床に固定しました。その糸を滑車にかけ、滑車をばねはかりで支えました。ただし、糸は十分軽く、重さは無視できるものとします。

(1) 滑車が十分軽く、重さが無視できるものとすると、ばねはかりの目盛りは何gを示しますか。
(2) 滑車の重さが50gのとき、ばねはかりの目盛りは何gを示しますか。
(3) 滑車の重さが50gのとき、ばねはかりをゆっくり引いて、滑車が10cm上昇すると、おもりは何cm上昇しますか。

つぎに、図1と同じおもりを用いて、図2のように床からおもりの底面までの高さが6cmになるようばねはかりを支えました。おもりの下に大きな水槽を置き、水槽の底から4cmまで水を入れました。ただし、滑車の重さは50gとし、水槽の底面積は十分大きく、おもりが入っても水面の高さは変わらないものとします。

(4) ばねはかりをゆっくり下げて、滑車が2cm下がったとき、ばねはかりの目盛りが(2)より8g減りました。このおもりの底面積は何cm2ですか。ただし、水は1cm3あたり1gであるとします。

Ⅱ.図3のように、長さ100cmの棒があります。この棒の両端に、300gのおもりAと200gのおもりBを糸でつるしました。ただし、棒・糸は十分軽く、重さを無視できるものとします。

(5) 棒を一点で水平に支えるためには、棒の支点をおもりAのついている端から何cmの位置にすればよいですか。

(6) 図4のように水槽に水を入れ、おもりBだけをちょうど半分沈めたところ、棒を水平に支えるためには支点の位置を5cmおもりA側にずらす必要がありました。おもりBの体積は何cm3ですか。ただし、水は1cm3あたり1gであるとします。

(7) 水槽に水ではない液体を入れ、おもりBの全体を沈めたところ、棒を水平に支えるためには、支点の位置を(5)から22cmおもりA側にずらす必要がありました。この液体は1cm3あたり何gですか。

【解説と解答】
(1)おもりが100gですから、左側のひもにも100gの重さがかかるので、ばねばかりは100×2=200gを示します。
(答え)200g

(2)滑車の重さがそのまま加わります。200+50=250gです。
(答え)250g

(3)200gが10cm動くとき100gは20cm動きます。
(答え)20cm

(4)滑車が2cm下がると、おもりは4cm下がります。そうすると6-4=2cm分水に入ります。またばねばかりの値が8g減ったということは8÷2=4gの浮力をおもりが得たということになりますから、
4÷2=2cm2がおもりの底面積です。
(答え)2cm2

(5)A:B=300:200ですからAから2:3のところで釣り合います。100÷(2+3)×2=40cm
(答え)40cm

(6)支点はAから35cmのところにあるので、300×35÷65=2100/13ですから、200-2100/13=500/13の浮力を得ています。これが半分ですから体積は1000/13=76.92≒76.9cm3
(答え)76.9cm3

(7)Aから18cmのところになるので、300×18÷82=2700/41ですから受けている浮力は200-2700/41=5500/41からこれを1000/13で割ると
5500×13÷(41×1000)=71500÷41000=1.743≒1.7g
(答え)1.7g


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地層に関する問題

2021年芝中学の問題です。

図はある場所のがけに見られた地層の様子です。(あ)は砂岩層で(い)はぎょうかい岩層、(う)はれき岩層です。また、(あ)(い)(う)の地層はスコップでもなんとかくずすことができましたが、(え)(お)(か)の地層はハンマーでないと割ることができませんでした。(あ)の地層からは図1の化石(ホタテガイ)が、(え)の地層からはサンゴの化石が、(お)の地層からは図2の化石が、(か)の地層からは図3の化石が見つかりました。

(1)図中のX-Yのような地層のずれを何と言いますか。漢字3文字で答えなさい。

(2)図中のX-Yのずれができたとき、この地域におきたこととして、最も適当なものを次の中から1つ選んで、記号で答えなさい。
(ア)つ波  (イ)こう水  (ウ)地しん  (エ)いん石の落下 (オ)火山のふん火

(3)れき岩・砂岩・でい岩はつぶの大きさで分けます。れき岩と砂岩のつぶの大きさの境を(A)ミリメートルとし、砂岩とでい岩のつぶの大きさの境を(B)ミリメートルとしたときの正しい組み合わせを、下の表の(ア)~(ク)の中から1つ選んで、記号で答えなさい。

(4)(あ)の地層、(え)の地層がたい積した時のこの場所のかん境に最も適するものを、次の中から、それぞれ1つ選んで、記号で答えなさい。
(ア)暖かくて深くて静かな海底
(イ)暖かくて浅く光がよく届く海底
(ウ)暖かい湖や河口付近
(エ)冷たくて主に砂のある海底
(オ)冷たくて潮だまりのあるような岩場
(カ)冷たい湖や河口付近

(5)次の(ア)~(シ)はこの場所で起きたできごとを表しています。これらを起きた順に並べかえたときの、3番目、7番目、9番目を記号で答えなさい。
(ア)(あ)の地層がたまる
(イ)(い)の地層がたまる
(ウ)(う)の地層がたまる
(エ)(え)の地層がたまる
(オ)(お)の地層がたまる
(カ)(か)の地層がたまる
(キ)地層が曲がる
(ク)地層のずれが生じる
(ケ)地層がりゅう起して地上に出る
(コ)地層がちん降して海底になる
(サ)地層がしん食される
(シ)地層が再びりゅう起して地上に出る

(6)(あ)の地層と(い)の地層はつぶの形にはっきりとしたちがいがありました。そのちがいとそうなる理由を「(あ)の地層のつぶの形の方が」に続けて説明しなさい。

(7)図2の化石が生きていたときの地球の様子として最も適当なものを1つ選んで、記号で答えなさい。
(ア)地球はまだできたばかりで、一面のマグマでおおわれていた。
(イ)地球が全体的にこおりついていた。
(ウ)生物はまだ海の中にしかいなくて、海そうの仲間や魚類がはん栄していた。
(エ)動物はまだ海の中にしかいなかったが、植物は陸上ではん栄して、石炭のもとになった。
(オ)陸上はキョウリュウの仲間がはん栄していて、海にもハチュウ類がいた。
(カ)マンモスやナウマンゾウがいて、人類も出現した。

【解説と解答】

(1) 断層ですが、左側が右側の上にずれ込んでいるので逆断層です。
(答え)逆断層
(2) 両側から大きな力がかかったと考えられるので、起こったことは地震です。
(答え)ウ
(3)礫は2㎜以上、砂は1/16㎜以上となっています。
(答え)ク
(4)あにはホタテ貝、えにはサンゴがいたので、あは冷たくて砂のある海底、えは暖かくて浅い海底になります。
(答え)あ エ え イ
(5)カ→オ→エ→キ→ク→ケ→サ→コ→ウ→イ→ア→シの順です。
(答え)3番目 エ 7番目 サ 9番目 ウ
(6)いは凝灰岩ですから、火山灰が蓄積したもの。あは砂岩ですから砂になるので、砂はまるみを帯びています。これは流水の働きによるものです。
(答え)((あ)の地層のつぶの形が)まるみを帯びている。(その理由は)流水によって削られたから。
(7)アンモナイトは中生代の化石ですから、オ。
(答え)オ


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