なおなおパパママ講座」カテゴリーアーカイブ

第85回 入塾テスト

■ 塾に入るのにもテストで合格しないといけない塾があります。最近はあまり落ちないようですが、ついていけない子が出てもいけないので、合格できない子がでます。で、その話を聞くと、せっかく入ったのだから、という感覚になりやすい。

■ 入塾テストに入ったのだから、ある程度うちの子はやれるはずだ、ということで塾を続けていくわけですが、実際に組み分けテストの結果を見るとあまり芳しくはない。したがって、塾に合っていないかもしれないし、実際に力がついていないかもしれない。しかし、せっかく入ったのだから、というのでつい続けてしまう。結果はあまり変わらない。

■ ある個人塾の先生と話をした時、こんな話を聞きました。
「うちの塾から大手に転塾する子もいれば、大手からうちに来る子もいるわけですが、大手の塾で下のクラスにいた子は、うちでもやはり下になる。真ん中の子はやはり真ん中。あまり変わりはないなあと。」

■ その通りだと思うのです。実際に大手でも偏差値で分けます。集団が大きいが、やはりそれなりに分布します。個人塾であってもある程度人数がいるというところはやはりその分布に従うことになります。だから、大手では下のクラスだったが、個人塾では上のクラスになる、と思ってはいけないのです。

■ これは割と勘違いされがちなところだと思います。だから、大手で下のクラスであっても、全体としては上にいる、などと思ってはいけません。中学受験生はそれなりに勉強している集団なのです。自分の塾以外の模擬試験を受けてみると、結果は明白なのだが、それでも「試験が違うから」と思いがちです。今の塾で成績が芳しくない、ということは力がついていないということなのだから、やはり手を打たなければいけないのです。

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第84回 親の智慧

■ 6年生ぐらいになると、もう自分でいろいろなことができると考えるようになります。また自分の嗜好というものが、だんだん出てくる。例えば女の子の場合で言えば、自分の着るものについて、やはりそれなりにこうしたい、ああしたいという希望があるでしょう。男の子はまだ、そうならないことが多いですが。

■ で、勉強についても同じようなことが起こる。つまり、自分で勝手にやる。しかし、そのやり方は親から見ていても非効率だし、全然力がつかないじゃないか、と思えるような場合もあるでしょう。

■ だから、こうしなさい、ああしなさい、と言うと、だいたいムクれる。「うるせえなあ」という露骨な態度をとるでしょう。でも、これが当たり前なのです。

■ つまり、自分はこうしたい、ということがあるわけで、それは成長した証しでもあるのです。ただ、親から見れば当然、まだまだ、ということはたーくさんあるわけですが、しかし、それでも本人はこうしたい、と思うのだから、私はそれをやらせてみればいいと思うのです。

■ で、成績が上がらない。ほらみたことか、という話をしたら、それはそれでまた反発するでしょう。ここで親の智慧が必要になるのです。例えば頑固な若手社員が、自分のやり方を変えずに失敗したとして、上司であるあなたはどうしますか?

■ 親は自分の子どもだから、そこをあまり考えない。ずけずけ言って済ませてしまう。しかし、それでは何も解決しないということが、家庭では良く繰り返されるのです。変えるのは子どものやり方ではない。親のやり方なのです。そこに親の智慧がいるわけです。

■ では具体的にどうするか。褒める手もあれば、具体的な行動計画をいっしょに作り直す。あるいはいっしょに勉強する。などなど、方法はいろいろあるでしょう。子どもに個性がある以上、方法はひとつではないし、場合、場合によってやり方は違います。だから、考えないといけない。子どもが本当に追い詰められているときに、さらにガンガン勉強させることが決してプラスにはならないわけです。だから塾の先生とも相談しながら、親が智慧を出してください。

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第82回 のんびりは悪くない

■ この時期には、まだ入試がどんなものか、子どもたちはピンときてはいません。「だめだったら、公立に行くんだし」ぐらいの気持ちかもしれません。
しかし、やがて学校でも中学入試の話が出てきたり、友だちも受験することがわかったりすると、「え、落ちたらやばい?」と思うようになります。

■ ただ、それは秋。今は、まあ、そういう感覚がないので、勉強もまだ本腰が入っているとは到底言えない。その姿を見ていて、親はやはり心配になると思います。

■ 良く、夏休みは天王山、という言い方をしますが、私はそう思いません。確かに受験前の一番長い休みですが、講習もあるし、やることは多いので、1学期の延長みたいな感じになりやすいのです。
一杯勉強した、と思っても、まだ必死さが足りない部分があるので、成績の伸びもそれほどではないことが多いと思います。

■ 復習することがたくさんあって、むしろいろいろな知識がいっぱい入り、かえって混乱することも多いのです。

■ しかし、秋はやはり子どもたちの目の色が変わってくる。だから、ここから成績が伸びる子が多いのです。今は、そういう意味ではそこに向けての準備期間だし、あまり気持ちがひっ迫するよりは多少のんびりしていた方が良い部分もあるのです。

■ 入試まで長いようでいて短い。しかし、短いようでまだあるとも言えます。今はどちらかといえば基礎をしっかりがんばる時期なので、やることをしぼって少なくもこれだけは進展している、という進み方をしてほしいと思います。

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