なおなおパパママ講座」カテゴリーアーカイブ

第168回 「合格点をとる」と「問題解くのがおもしろい」の間

■ 算数をはじめ、中学入試の問題は小学生が解くのにはなかなか難しい。しかし、材料としてはなるべく小学生が解けるという前提で作られているから、大人が考えても「なるほどねえ。」と納得させられるような問題が多いのです。

■ したがって「問題を解くのがおもしろい」と思う子は当然いて、そういう子どもたちは何点とるか、ということはあまり興味がなく、答えが出ることに興味がある。だから、例えば結構な時間をかけて1問を解く、みたいなことも平気なわけです。

■ ところがいざ入学試験ということになると、そんなわけにはいかない。自分のできそうな問題を、試験時間内になるべく多く、ということをやらなければいけない。また結果がでるから、「なるほどねえ。」ではすまない部分があるかもしれません。

■ しかし、子どもたちの成長を振り返ってみると、「合格点をとるということに対する興味」よりは「この問題を解くおもしろさ」の方が勝っているように思うし、やはり結果としてもそういう気持ちの強い子の方が力をつけているのです。

■ 中学を受けるために勉強するわけだけれど、それをやらされているうちは力がつかない、というのは本当にその通りであって、やはり問題に対する興味や解くことのおもしろさを感じる必要があります。今は入試直前だから、あと何点とる、みたいなところに気持ちが行きやすいが、一方でそれは子どもたちに大きなプレッシャーを与え、自由な発想や創造力が発揮されない部分があるかもしれない。

■ だから、ここまで来ても子どもたちには「問題を解くおもしろさ」を感じてもらいたいと思います。

■ 「これねえ、よくできてるんだよ。でも解けたんだ。」と言っている子どもたちの気持ちが考える力を引き出しているのではないでしょうか。

1年間読んでいただいて、ありがとうございました。良いお年をお迎えください。

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第165回 子どもの力を信じる

■ まだ子どもたちは12才ですから、なかなか期待通りにいろいろなことができる、というわけではないでしょう。しかしながら、結構すごいことができるようになった、という事実も厳然としてあるのです。

■ ついこの間までできなかったことがどんどんできるようになっているし、いろいろなことを覚えている。親が知らないことも結構知っているでしょう。それなりに本人たちはがんばっているのです。

■ 子どもたちにはたくましい部分とあやうい部分の両面があります。これは12才ですから当たり前の話。で、親としてどっちにスポットライトを当てればいいかといえば、それは自明であって、本人のたくましい部分を見ていればいいのです。

■ あやういところを見ていれば、何もかもあやうく見えてきます。しかし、親は入試会場に入っていけるわけではありません。本人たちが問題を読み、問題を解いてこなければならない。だとすれば、本人たちに任せる部分がもう大きくなっていなければならないのではないでしょうか。

■ この時期、よくお母さんたちに「『ウチの子だから、何とかする』とまず親が思わなければいけない」というお話をしていました。そういう気持ちで子どもたちに接していれば子どもはやはりしっかりするものです。

■ 振り返ってみて、元気なお母さんの子どもはどちらかといえばおとなしい。おとなしいお母さんの子どもは結構元気である、という法則がありました。「私が何とかしなきゃ」と思えば。当然子どもは「お母さんが何とかしてくれる」と思うもの。逆に「これはボクがしっかりしないと」と思う子は自分でがんばるものなのです。

■ 以前、親が手を引かないと行けない、場面もあるとお話をしましたが、本当はそうならない方が良いに決まっているのです。もし、子どもががんばれそうだと思うのであれば、ここは子どもの力を信じましょう。

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第162回 手を打ちたいと思うのなら

■ 子どもたちの様子を見ていて、お父さん、お母さんはここが最後のチャンスだと思われることが多いと思うのです。だから、具体的にこういう手を打ちたい、と考えられることもあるでしょう。しかし、一方で子どもたちのスケジュールはもう一杯いっぱいで、なかなか新しいことをやる時間もない。

■ ここがジレンマになることが多いのです。実際に後で「あのとき手を打っていれば」と思われることもあるかもしれない。でも実際に時間がない以上何かを止めなければ新しいことは入りません。

■ だからたくさんやりたいことはあるだろうが、1つだけに絞ることをです。1つではあまり変わらないと思われるかもしれないが、それで子どもたちに何か変化が起きたのなら、あるいは自信が少しでも出たのであれば、また1つ考えればいい。ただし、そうたくさんはできないのだということも絶対に頭の中にいれておきましょう。

■ したがってそのたった1つ変えることを一生懸命考える。何を一番優先すればいいのか?そうすると、見えてくるものが必ずあります。それでお父さん、お母さんが思う最後のチャンスを活かしたことになるのです。くれぐれも全部変えようなどと思ってはいけません。

■ ある程度もうペースを決めて勉強している段階なので、そのペースを活かしつつ最後の一手を考えてあげてください。

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