投稿者「tanaka-admin」のアーカイブ

捨てるのではなく拾う


この頃になれば自分でできそうな問題とそうでない問題がある程度判断できるようになってくるでしょう。

例えば算数の問題で、見るからに面倒に感じられたりする問題もあるわけで、そういうものはどうしても避けるようになってくる。

子どもたちの話を聞いていても
「あ、その問題は捨てました」
というのは多いのですが・・・。

しかし、後から復習してみると、案外簡単に解けたりする問題もあるものです。だから本当は安易に捨ててはいけない。

避けるというのは、他にやるべき問題がある、という点において正しいのであって、もうそれしかないというのであれば、やはりその問題は解くべきでしょう。割と塾でも「捨て問」の扱い方を教えることが多いのですが、本当は捨てるべきではない。

捨てるのではなくて拾う。他に今すぐにできる問題はないか、と探していくのが良い感覚でしょう。見るからに面倒だな、と言ってもよく読めば結構簡単だったり、少なくとも最初の(1)と(2)はできたり、ということは良くあるので、簡単に捨ててはいけません。


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プレートに関する問題

2019年暁星中学の問題です。

以下の設問(1),(2)に答えなさい。
(1)次の文を読み、下の問いに答えなさい。
地球の表面は、厚さ100km程のプレートと呼ばれる岩石の大きな板のようなものでおおわれています。プレートは、地球上に十数枚存在しており、日本付近には右の図のA~Dのように4つのプレートが存在しています。
プレートは、年間数cmの速さで動いており、プレートがそれぞれ別の方向に動いていることによって、a地震が起きたり、b火山が噴火したり、山脈がつくられたりしています。

① 図中Aのプレートの名称を下のア~工より1つ選び、記号で答えなさい。
ア.ユーラシアプレート イ.太平洋プレート ウ.北アメリカプレート エ.フィリピン海プレート
② 図中Bのプレートは、Ⅹの部分でCのプレートの下に沈み込んでいます。Ⅹの部分の名称を下のア~オより1つ選び、記号で答えなさい。
ア.日本海溝 イ.南西諸島海溝 ウ.伊豆・小笠原海溝 エ.相模トラフ オ.南海トラフ
③ 下線部aに関連して、2011年3月の東日本大震災を引き起こした地震の名称を下のア~エより1つ選び、記号で答えなさい。
ア.東北地方太平洋沖地震 イ.関東地震 ウ.岩手・宮城内陸地震 エ.北海道南西沖地震
④ 下線部bに関連して、日本列島に存在する活火山の数は、およそどのくらいですか。下のア~オより1つ選び、記号で答えなさい。
ア.10  イ.30  ウ.100  エ.300  オ.1000
(2)街の中に、右の写真のようなその場所の高さを示した標識が設置されていました。次の問に答えなさい。

① 写真中の( Y )内にあてはまる語句を入れなさい。
② このような標識は、どのようなことに役立ちますか。簡潔に答えなさい。

【解説と解答】

(1)
① Aは太平洋プレート、Bはフィリピン海プレート Cはユーラシアプレート、Dは北アメリカプレート。
(答え)イ
② 南海トラフです。ここを震源とする大地震が起こる可能性が議論されています。
(答え)オ
③ アの東北地方太平洋沖地震です。
(答え)ア
④ 活火山はおよそ100です。
(答え)ウ
(2)
① 海抜を示しています。
(答え)海抜
② 津波が起こりうるとき、非難行動を助けます。
(答え)津波発生時に避難するための情報になる。



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第407回 この先子どもにどんな力をつけるか


■ ここのところ、私学の募集担当の先生と話をしていて感じるのは、「この先、子どもたちにどんな力をつけていくべきか」ということを学校が悩んでいる、という点です。

■ これまでグローバル化が進む前は国内のヒエラルキーに従って、上位の大学に入れることが大事だとされていたわけで、だからみんなで大学受験の上位校を目指していたところがあるでしょう。

■ しかし、グローバル化が進み、さらにIT技術が進歩して、働く環境も必要な能力もいろいろ変わってきた。それでいろいろな模索が続いていて、大学入試を変革しよう、という動きや小学校で英語やプログラミングを教えようというようなことになっているわけです。

■ しかしプログラミングすら、AIがやってしまう時代に入っていくかもしれないし。すでにみなさんの手元には電訳機があるわけですから、本当に学ぶことが必要なものはもっと違うのではないか?ということになってきている。

■ そのひとつがコース化です。最近いろいろな学校で取り入れられているのですが。海外の大学に進もう、というコース、あるいは医学系のコース、理科系のコースなどもあります。これらはすべて専門学校化、ともいえるような話になってきているのですが、私はどうも違和感がある。

■ 最初から方向を決めて良いのだろうか、という気がするのです。もちろん、そういう意志がすでに決まっている子もいるだろうが、しかし、この先その気持ちは変わるかもしれない。だって、まだ良くわかっていないのだから。自分のことがまだ本当にわかっているわけではない時期からコースに進んで良いのか、と思うことが多々あるのです。

■ 私は逆にもっとプリミティブな力が必要だと思っています。情報を集めて、自分で理解する力。課題を解決する力。表現する力。結局求められるの創造力になってくるので、それを培う基礎力を育てながら、自分が何をしたいのか、が段々に絞られてくるのが一番良い。それにこれからは技術が変わるわけだから、一度大学を出た後でも二度、三度と大学に戻ってきて勉強することは必要になるでしょう。だから新たに学ぶという力も必要だと思うのです。

■ その意味で学校はもう少し自分の育てる範囲を見直してみることが大事だと思いますが、行政がかき回しているところがあるので、なかなか方向性が決まらないところが出てきているように感じます。


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