近年、難関校の理科や社会では、問題文や資料が長くなる傾向があります。文章だけでなく、表やグラフ、地図、実験結果などがいくつも示されるため、最初からすべてを理解しようとすると、かえって大事なところが見えにくくなります。
そこで、まず設問を見ることです。
何について答えるのか。理由を聞かれているのか、資料から分かることを答えるのか、変化を説明するのか。設問を確認しておけば、問題文のどこに注意して読めばよいかが分かります。
長い文章を最初から最後まで同じ調子で読む必要はありません。設問を見ながら、「この数字が必要そうだ」「この実験結果を使うのだろう」「この時代の変化を見ればよい」と、読むポイントをつかんでいきます。
これは、答えを先に考えるということではありません。何を探しながら読めばよいかを決める、ということです。探すものが分かっていれば、長い問題文でも必要な部分が目に入りやすくなります。
逆に、設問を見ないまま読み始めると、文章の内容は分かっても、何を答えればよいのかが曖昧になりがちです。その結果、もう一度最初から読み直すことになり、時間もかかります。
長い問題文に出会ったら、慌てて読み始めないこと。まず設問を見て、何を聞かれているのかを確かめる。そして、そのポイントを頭に置きながら本文や資料を読む。この手順を繰り返すことで、文章の長さに振り回されにくくなっていきます。
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