のびる時

勉強を続けていると、ある時、「少しできるようになってきたな」と感じられることがあります。

それまで苦労していた問題が解けるようになったり、正解する回数が増えたりする。こういう時は、一気に力をのばすチャンスです。

ただし、調子が上がってきたからといって、あれもこれもと手を広げすぎてはいけません。算数ができるようになってきたのに、国語も理科も社会も同時に増やしてしまえば、せっかく生まれた勢いが止まってしまうことがあります。

のび始めた時は、まずその教科に時間をかけることです。

例えば算数なら、基本問題ができるようになったところで終わりにせず、いろいろな問題に取り組み、「このくらいの問題なら自分で考えられる」というところまで進めてしまう。少しできるようになった段階から、得意教科と呼べるところまで押し上げるのです。

その間、ほかの教科に十分な時間をかけられなくても、あまり気にする必要はありません。すべての教科をいつも同じように進めなければならないわけではないからです。

一つの教科がある程度の水準に達すると、以前ほど時間をかけなくても成績が安定するようになります。そうなれば、今度は別の教科に力を移すことができます。

子どもがのびる時は、いつも均等にやってくるわけではありません。できるようになってきた教科を見つけたら、その勢いを大切にする。のびる時に、しっかりのばしてしまいましょう。