時間をかければ出来る子

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国語ができない、という子の指導を頼まれました。

確かに組み分けであまり成績は良くない。しかし、話していてもそんなに話がわからない、わけではない。

で、早速本人の第一志望の過去問をスタートしました。やり方としては時間の制限はしません。

とにかく最後まで解いてごらん?ということで、解いてもらったのですが、いつもの試験よりもかなり良い成績になりました。正解率で計算すると倍ぐらい?

「君は国語できるねえ!」というと、本人はキョトンとした様子でした。今まで成績が悪いので「国語ができない」と刷り込まれてきたのでしょう。

もうおわかりだと思いますが、時間が足りないのです。だから試験の成績は悪い。が、ちゃんと読めればできる。じゃあ、どうするか?

ちゃんと読んで、少しずつで良いから、時間が短くなれば良いのです。しかし、急いで読もうとするから、本来できるところまで間違えているだけの話。

本当の力がまだまだ引き出せていない子は、案外多いものなのです。


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