5年生1年間、それなりに勉強をしたはずなのに、1月の組み分けでも奮わず・・・。
という場合。
なぜできるようにならなかったのだろう、と考えてみてください。
実は理由は割とシンプルなのです。
それは量が多すぎたから。
今の塾はたくさんの課題を出します。理由は、他の塾に目を向けるような余裕を与えないため。
時間ができてしまうと、まだ他の塾でも勉強できるのではないか、と親は考える、と塾は知っているのです。
上位層は特にその傾向が強いから、たくさん課題を出す。しかし、下位層はそれにはついていけない。それでも、量を絞ると「上位の子と教材に差があるのはおかしい」とまた別のクレームが入る。だから、全部同じものを渡して、まあ、できる限りやってください、という姿勢になるのです。
だから、当然、チェックはしません。
で、その結果として何とかやろうとする子、ほどできなくなる。なぜなら、ちゃんとわからないまま、次に行こうとするから。
あ、これ、わかんない。じゃ、次。みたいな流れになりやすいのです。
そうすると結局何も積み重ならない。本来はここまではしっかり理解しようという線を決めて、それはわかるようにしていく。ここが基礎力です。それを培わないとその上に積み重なっていかないのだけれど、なかなかそれがかなわない。
また4教科それなりに平均してやらないと組み分けで点数を取れない。組み分け対策に一生懸命暗記をするご家庭がほとんどなのですが、しかし、その後子どもたちは忘れてしまう。だったら入試に向けてやる時期を決めて、それまでは算数と国語に力を入れる、みたいなパワープレーはまったくできない。
だからできるようにはならないのです。
子どもたちが悪いわけではない。やり方が悪い。子どもに合っていない。
だから最早変えた方が良いです。
子どもたちの気持ちは何とか上へ、と思うのですが、しかし、今のやり方をしていては上がる見込みがあまりない。
それよりは、パワープレーができるやり方へ切り替えて行った方が良い結果が出るでしょう。
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