小手先の勉強?

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ある中学の数学の先生と話をしたときのことです。

「新入生を見ていると、すぐ答えを求めたがるんですね。なぜそうなるか、ということを考えるよりは、どうやれば答えがでるか、ばかりを知りたがる。」
「はあ」
「まあ、塾ではやはり成績をとるために、解き方を教えるからそうなんでしょうが、実際の勉強というのは、そうではないでしょう。答えがわからないというか、正解がどれかわからない問題もあるわけで。」
こちらはちょっとむっとしたところで、しかし気を取り直し
「それで、先生はどうやられるんですか。」
というと、先生はにこっと笑って
「答えの出ない問題を出して、涼しい顔をしてすわってる。」
「それで?」
「そうすると、そのうち答えがない、ということを言う子が出てきます。」
「はあ」
「で、そいつに言う。『どうしてそうか、説明してみろ』」
「・・・・」
「答えがない、ということを説明するなんて、今まで多分やったことはないでしょう。入試問題なんかにしたら、校長に怒られちゃうが、しかし授業ではかまわない。そんな横道ばかり、最初はやるんです。そのうち、本当に考えるようになる子が出てくる。まあ、6年ありますからね。最初は点数とることばかり考えてるから、本当に考えてないところがある。だって答えが必ずあると確信して解いてますもんね。でも学問は違うでしょう。世の中の問題なんてむしろそちらの方が多いかもしれない。でもそれを解いていかないといけないわけだから。」

受験勉強は小手先の勉強といわれがちですが、しかし私はやり方だと思っています。

(1)まず基
漢字を覚え、文章を読み、計算をする。その力が十分でなければ先に進めません。

(2)興味を持つ
歴史を学ぶ、生物を学ぶ。これはどうなっているのだろうか?と疑問に思い、それを解決する。

(3)解き上げる喜びを経験する
算数の問題でも、じっくり考え、それを解き上げていく。

決して量を追わない。心に余裕を持って、勉強の楽しさを実感する、ということが子どもの勉強に対する気持ちをより積極的にすることになるでしょう。

まもなく中学に入る今年の子どもたちを先生はどう迎えるのか、また聞いてみたいなと思っています。

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