水溶液に関する問題

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2020年東邦大東邦の問題です。

次の文章を読み,あとの(1)〜(5)の問いに答えなさい。ただし,気体の体積はすべて同じ条件ではかったものとします。

 塩酸にアルミニウムを加えると気体Aが発生します。100mLの塩酸Bに0.27gのアルミニウムを加えたところ,すべてとけて360mLの気体Aが発生しました。
 水酸化ナトリウム水溶液にアルミニウムを加えても気体Aが発生します。100mLの水酸化ナトリウム水溶液Cに0.27gのアルミニウムを加えたところ.すべてとけて360mLの気体Aが発生しました。
 また,同じ体積の塩酸Bと水酸化ナトリウム水溶液Cを混ぜたあと,BTB溶液を加えると,緑色を示しました。

(1)気体Aは無色無臭で,水にとけにくく,空気より軽い性質を持ち,気体Aを集めた試験管の口に火を近づけると,特有の音を発して燃えました。この気体としてもっとも適切なものを,次の1~5から一つ選び,番号で答えなさい。
1.窒素  2.酸素  3.水素  4.二酸化炭素  5.アンモニア

(2)1Lの気体Aを得るために必要なアルミニウムは何gですか。

100mLの塩酸Bに0.27gのアルミニウムがすべてとけたあと,この水溶液にBTB溶液を加えると黄色を示しました。これに,溶液が緑色になるまで水酸化ナトリウム水溶液Cを加えたところ,92.5mL要しました。
 また,100mLの水酸化ナトリウム水溶液Cに0.27gのアルミニウムがすべてとけたあと,この水溶液にBTB溶液を加えると.青色を示しました。これに,水溶液が緑色になるまで塩酸Bを加えたところ,97.5mL要しました。

(3)同じ体積の塩酸Bと水酸化ナトリウム水溶液Cそれぞれに,同じ重さのアルミニウムを加えたところ,アルミニウムはともにすべてとけました。このあと,両液を混合しました。これにBTB溶液を加えたときの色としてもっとも適切なものを,次の1~3から一つ選び.番号で答えなさい。
1.青色  2.緑色  3.黄色

(4)同じ重さのアルミニウムをすべてとかすために最小限必要な塩酸Bと水酸化ナトリウム水溶液Cの体積の比を答えなさい。

(5)200mLの水酸化ナトリウム水溶液Cに0.81gのアルミニウムを加えたところ,すべてとけました。この水溶液にBTB溶液を加えると,青色を示しました。この水溶液の色を緑色にするために必要な塩酸Bの体積は何mLですか。

【解説と解答】
(1)気体Aは水素です。
(答え)3
(2)0.27gで360mLですから0.27÷360×1000=0.75g
(答え)0.75g
(3)遺ったのは水酸化ナトリウムが多くなるので、BTB液は青色になります。
(答え)1
(4)B液とC液は同じ体積を混ぜると中和して中性になることが条件で示されています。水素を発生した後、残った塩酸は97.5mLですから、使った塩酸は7.5mLになり、同様に考えると使った水酸化ナトリウム水溶液は2.5mLになりますから3:1
(答え)3:1
(5)0.27gでC液は2.5mL必要ですから、0.81gのときは7.5mL必要です。200mL用意すると192.5mL余りますから、塩酸も192.5mL必要になります。
(答え)192.5mL



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