摸擬試験では80%偏差値というのがあります。
受験したら80%以上の確率で合格するであろう、と言われる偏差値ですが、一応免罪符的に80%というラインが引かれている。20%は残念になる可能性が残っていますよ、ということではあるのですが、受験生は受験するにあたってこのラインをひとつの目安にすることは間違いないでしょう。
で、これを突破したのに、残念な結果になった、ということが割と起こるのです。
これは特にここのところ目立つようになってきました。全体として受験が「堅く」なってきている現れではあるのです。
例えば55が合格可能性80%以上の偏差値であったとして、受験する層はどういう層になるか、ということになるわけですが、これが首都圏の2月1日の午前であれば、大方55前後の子どもたちが多く受験するでしょう。
しかし、例えば2日になるとどうなるか、と言えば、この学校を受験する層はもっと高くなる可能性があるのです。つまり安全校をこの学校として選ぶ層が受験する。2日ですから、試験で設けられた定員よりも多く合格させるのが普通ですが、しかし、最近は複数回受験が多くなっているので、1回の試験の定員が少なくなる。例えば50名という場合は3倍とっても150名ということになるから、なかなか厳しくなることが考えられる。
で、55というラインは危うくなってくる部分があるのです。
だから、東京、神奈川での偏差値の読みは2日以降やはりちょっと考えておく必要があるでしょう。一方で、一旦合格してしまうとあとは割と上を狙う傾向が強くなるが、安全と思って受ける層も増えるので、そう簡単ではない。
今はまだ受験する学校を並べる段階だと思うのですが、少し幅広く考えて候補を見つけていけると良いでしょう。
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